NVIDIA、ローカルで動く基盤モデルでPCデスクトップ上に表情のあるキャラクターを表示。アプリの使い方や文章の要約などをしてくれる「Project R2X」発表
NVIDIAは現在ラスベガスで開催中のイベント「CES 2025」において、PCのデスクトップ画面上にローカルマシン上で稼働する生成AIによるキャラクターが表示され、アプリの使い方指南やドキュメントの要約、オンライン会議への参加などをしてくれるAIエージェント「Project R2X」を発表しました。
表情などが生成AIでアニメーション化
Project R2Xのキャラクターは、同社のGPUを搭載した「NVIDIA RTX AI PC」の上で稼働する基盤モデル「NVIDIA NIMマイクロサービス」を用いた生成AIによって実現されています。
自然言語を用いた音声で人間と対話でき、唇や舌の動きなどの表情はNVIDIA Audio2Face-3Dモデルによってアニメーション化されています。
アプリの使い方指南、PDFの内容を解釈して回答
デモ動画ではまず、人間がPhotoshopを使って画像内の人物のジャケットを革ジャンに変換する方法を質問。キャラクターが音声で教えてくれました。
キャラクターの上にPDFファイルをドラッグ&ドロップして読み込ませた上で、ドキュメントの内容について質問をすると、内容に基づいて答えてくれます。
情報を追加してAIの知識を増やせる
Notionの情報をキャラクター(AIエージェント)に入力することで、キャラクターの知識を増やせることもデモ動画で示されました。
PCに接続されたカメラの映像も認識。これは何? という問いに、赤と白のカップでスターバックスのもののようだと的確に答えます。
オンライン会議にも参加。ラスベガスの見所などについての質問に、まるで人間の参加者のように答えました。
下記がProject R2Xのデモ動画です。
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