Visual Studio for Mac 2022 Preview 3が公開、.NET 6対応、MacのネイティブUI対応、M1プロセッサ対応など強化

2021年11月14日

マイクロソフトはVisual Studio for Mac 2022 Preview 3の公開を発表しました

Visual Studio for Macは、その名前の通りVisual StudioのMac版です。先週、Windows版のVisual Studio 2022が正式リリースとなりましたが、Mac版のVisual Studio for Mac 2022は来年前半に正式版となる見通しです。

参考:Visual Studio 2022正式リリース。初の64ビット化による高速化、実行中のアプリにコード変更が反映される「ホットリロード」、.NET 6対応など新機能

今回のVisual Studio for Mac Preview 3では、.NET 6対応、macOSのネイティブなUI対応の強化、Apple M1チップのネイティブ対応などの進捗が報告されています。

.NET 6は先週正式リリースされた、マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク。C# 10やF# 6が利用可能になり、実行性能も向上しています。

そして.NET 6は、.NET Frameworkと.NET Coreフレームワークを.NETに統合してから最初の、本番利用に耐える品質とサポートが約束された長期サポート版(LTS版)の.NETです。

Macユーザーにとってもデスクトップアプリケーション開発などに本格的に使える.NETといえるでしょう。

Visual Studio for Macでは、macOSネイティブなUIへの対応も進められています。今回のPreview 3では、75%程度のUIがmacOSネイティブになったとのこと。

fig macOSのダークモードで表示したVisual Studio for Mac

Apple M1へのネイティブ対応も現在作業中です。これにはVisual Studio for Macを.NETの共通ランタイムである.NET CLRベースで作り直すことにより対応するとのことです。これにより性能と安定性がさらに改善される見通しです。

前述の通り、Visual Studio 2022 for Mac v17.0の正式リリースは2022年前半に予定されています。

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