OpenStack 14番目の「OpenStack Newton」がリリース。ベアメタル、仮想マシン、コンテナがよりシームレスに統合管理

2016年10月7日

オープンソースで開発されているクラウド基盤ソフト「OpenStack」の14番目となるメジャーバージョン「OpenStack Newton」のリリースが発表されました

OpenStackはリリースごとにアルファベット順の名前が付くことになっており、これまでの最新バージョンはMで始まる「OpenStack Mitaka(三鷹)」でした。

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OpenStackはさまざまなコンポーネントから構成されるソフトウェアです。仮想マシンを実現する「Nova」、オブジェクトストレージを実現する「Swift」、ブロックストレージの「Cinder」、ネットワーク管理の「Neutron」などがコアなコンポーネントとして知られており、さらにデータベースサービスの「Trove」、ダッシュボードの「Horizon」など、新たなコンポーネントが追加されていくことで機能が拡大していきます。

また、それぞれのコンポーネントも当然のことながら機能拡大や性能向上が進んでいきます。

OpenStack Newtonの主な新機能としては、ベアメタルをプロビジョニング可能にする「Ironic」、コンテナオーケストレーションの「Magnum」、コンテナネットワーキングの「Kuryr」が強化され、物理サーバ、仮想マシン、コンテナを1つのコントロールプレーンの下でシームレスに統合管理可能に。また、Ironicではマルチテナント機能も強化されました。

OpenStack Newtonは6カ月ごとに新リリースが登場しています。次は来年2017年4月にOで始まる「OpenStack Ocata」がリリース予定です。Ocataとは、スペインのバルセロナから電車で北へ20分ほどの場所にあるビーチの名前だそうです。


Tags: クラウド IaaS OpenStack

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Junichi Niino(jniino)
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