米ガートナー、先進テクノロジーにおけるハイプサイクル2016年版を発表。機械学習やブロックチェーンは過度な期待のピーク、量子コンピューティングは黎明期に

2016年8月24日

米調査会社のガートナーは、先進テクノロジーに関するハイプサイクルの2016年版「Gartner's 2016 Hype Cycle for Emerging Technologies Identifies Three Key Trends That Organizations Must Track to Gain Competitive Advantage」を発表しました。

fig 「Gartner's 2016 Hype Cycle for Emerging Technologies Identifies Three Key Trends That Organizations Must Track to Gain Competitive Advantage」から、縮小のため一部改変。赤線はPublickeyによる

ハイプサイクルは、技術の登場から安定までを以下のステージに分けて説明したもの。

  • 黎明期(Innovation Trigger)
  • 「過度な期待」のピーク期(Peak of Inflated Expectations)
  • 幻滅期(Trough of Disillusionment)
  • 啓蒙活動期(Slope of Enlightenment)
  • 生産性の安定期(Plateau of Productivity)

2016年版のハイプサイクルの中から、注目されるキーワードをいくつか赤線で取り上げてみると、いま話題の機械学習(Machine Learning)やブロックチェーン(Blockchain)などは「過度な期待」のピーク期にあり、マイクロデータセンター、IoTプラットフォームなどは黎明期から脱しようとしているところで、量子コンピューティング(Quantum Computing)は黎明期にあります。

ガートナーは鍵となる3つの技術トレンドを、このハイプサイクルに合わせて発表しています。

その1つ目は「Transparently immersive experiences」(透過的没入体験)。これは人やビジネス、ものなどのあいだに自然な形でテクノロジーが溶け込んでいくこと。この傾向は続いていくとのこと。

もう1つは「The perceptual smart machine age」(知覚スマートマシンの時代)。スマートマシンは破壊的テクノロジーとして次の10年の大きなトレンドになると考えられており、仮想パーソナルアシスタントやコグニティブエキスパートアドバイザ、対話的ユーザーインターフェイス、スマートロボットなどを企業がどう活用していくかが課題になっていくと。

3つ目は「The platform revolution」(プラットフォームの革新)。Technical Infrastructure(技術的インフラ)からEcosystem-enabling Platforms(エコシステム実現型プラットフォーム)への変化はあらゆるビジネスモデルに影響を及ぼすとしています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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