Amazonクラウド、韓国ソウルに新リージョンを構築。アジアパシフィックはこれで東京、シンガポール、シドニー、ソウルの4カ所に

2016年1月8日

Amazonクラウドは、韓国ソウルに新リージョンを構築したと発表しました。アジアパシフィックにはこれで東京、シンガポール、シドニー、ソウルの4カ所のリージョンが存在することになります(北京リージョンについては後述)。

リージョンとは、Amazonクラウドが展開する独立したデータセンター群のこと。Amazonクラウドは今回のソウルリージョンを含む12カ所のリージョンをグローバルに展開しています。そのうち米政府機関向けのGovCloudと、選ばれた企業のみが招待制で利用可能な北京リージョンを除く10カ所が一般に利用可能です。

リージョンは独立したファシリティから構成される1つ以上のアベイラビリティゾーン(AZ)からなり、各アベイラビリティゾーンはリージョン内で低遅延のネットワークで接続されています。東京リージョンには3つのアベイラビリティゾーンがあり、今回のソウルリージョンには2つのアベイラビリティゾーンが用意されています。

グローバルで一般利用可能な10カ所のリージョンのうち、アジアパシフィックには前述のように4カ所のリージョンがあり、北米の3リージョン、欧州の2リージョン、南米の1リージョンと比較して、もっとも多くのリージョンを抱える地域となりました。

さらに今後Amazonクラウドは、北米にオハイオリージョン、欧州にUKリージョン、そしてアジアパシフィックにはインドリージョンと中国ニンシアリージョンの開始を予定しています。アジアパシフィック地域は引き続きAmazonクラウドが積極的にリージョン展開をしていく地域だと言えそうです。

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