Software-Defined NetworkベンチャーのBig Switch Networksが日本へ本格参入
ソフトウェアでネットワークの構成を自由に定義できるSoftware-Defined Network分野の新興ベンダー、米Big Switch Networksが日本市場への本格参入を発表しました。
Big Switch Networksが国内で展開するのは、昨年11月に米国で発表した製品群で、OpenFlowプロトコル経由でOpenFlow対応のスイッチやルータなどの物理的な機器やソフトウェアスイッチなどの制御に対応しています。
その制御を行うのが製品群の中心となる「Big Network Controller」。オープンソースのOpenFlowコントローラであるFloodlightをコアにした製品です。そのコントローラの上で、仮想ネットワークを構成するための「Big Virtual Switch」と、ネットワークのモニタリングなどができる「Big Tap」の2つのアプリケーションが用意されています。
柔軟な展開モデルが特徴
Big Switch Networks製品の特徴は、物理ネットワークレイヤの上にオーバーレイ方式で仮想ネットワーク構築を実現するだけでなく、オーバーレイ方式を一部に残しつつOpenFlowコントローラから物理スイッチを直接制御したり、ネットワーク全体をOpenFlowで制御する(この場合はすべてのスイッチがOpenFlow対応にしなければならない)など、展開のモデルに柔軟性があることです。
国内での製品展開は、伊藤忠テクノソリューションズとネットワンシステムズを代理店として行うことが発表されています。
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