ITとビジネスの関係は、この20年でどう変化してきたか

2011年12月7日

マイクロソフトでエバンジェリストをしている長沢智治氏が、「ビジネスとITの関係ふりかえりとALM、DevOps」というスライドをブログで公開しています。

その冒頭の数枚が1990年代から2010年代のITとビジネスの関係を示しているのですが、これが状況をうまく表現されていると思うので(ご本人の許可もいただき)一部転載して紹介します。

ITは「あると便利」から「ビジネスを加速するもの」へ

1990年代のITは、あると便利なもの。ITはビジネスと同期しなくてよかったため、要求を固めてから開発をすることができ、開発に時間もかけられた。

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2000年代には、ITがビジネスに有効なものとして認識され、ビジネスの課題を克服するための道具として使われるようになる。すると要件はビジネスの変化に応じて開発中でも変わるようになってきた。

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2010年代の現在、ITはビジネスを動かし加速するものとなり、不可欠なものとなる。すなわちITがビジネスのアジリティに対応すること、必要なタイミングにジャストインタイムで開発が要求されるようになった。

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このように10年単位できれいに区分けできるかどうかは人によって感じ方は違うかもしれませんが、僕の理解とは基本的に一致していると感じています。

いま多くの会社のビジネスは実質的にITがなければ回りません。例えば社内のコミュニケーションやワークフローの多くの部分がグループウェアなどでIT化されているでしょうし、ビジネスロジックのかなりの部分も業務アプリケーションとして実装されているはずです。

会社が新しい製品やサービスを開発するときや、合併するとき、地理的に広く展開を始めるとき、必ずそこにはITの変更が伴う時代です。

ここ数年、アジャイル開発手法が特にエンドユーザーの側から注目されているのは、ビジネスの側からITに対するニーズのこうした大きな変化が背景があるからではないかと考えています。

こうしたビジネスの変化に対応するアジリティのある開発をどう実現するのか? が、長沢氏が公開しているスライドの本題になるのですが、そこはぜひオリジナルのスライドをご覧になってください。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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