誰でもW3CのHTMLワーキンググループに参加できるよ
ちょうどこのブログではHTML5に関係するエントリを続けて投稿したところでしたが、そんなときにツイッターでこんなつぶやきを目にしました。
誰でもW3CのHTMLワーキンググループに参加できるよ。メンバーは重要事項には投票できる。意見のある人はいつでも参加してほしい。 http://is.gd/1GvO5
つぶやいているのは、W3C HTML Working Groupのメンバー(W3C Invited Experts)であるSteve Faulkner氏。リンク先は、もちろん現在HTML5の仕様策定中であるHTML Working Groupのページです。
そのページには、参加者募集についてこんな風に書かれています。
The HTML working group encourages active participation from a diverse community, including content authors and content providers, web developers, implementors (of browsers, authoring tools, conformance checkers, etc.) and anyone interested in helping to evolve the HTML language.
HTMLワーキンググループは、HTMLに興味があり、よりよいものにしようと考えているコンテンツ作者やWebデベロッパ、Webブラウザ開発者、オーサリングツール開発者などの幅広いコミュニティからの積極的な参加を奨励しています。
上記のWebページには参加方法も説明されています。英語でコミュニケーションするというハードルはありますが、ほとんどの議論は電話会議やチャット、メーリングリスト、Wikiなどで行われるようですから日本からでも参加できるはずです(グループの名簿を見ると、日本人らしき名前も3~4人発見することができました)。
HTML5のワーキンググループにはグーグル、マイクロソフト、ノキア、アップル、モジラといった企業の専門家たちが参加していますが、一方でこうした一般の参加者にも開かれたオープンな組織にもなっているのですね。
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