Google Cloud、マイクロインスタンスを無料に。App Engineは1日28時間、Cloud Storageは月5GB、Cloud Functionsは月200万回など、無料枠を拡大
Googleは同社のGoogle Cloud Platformの無料枠を大幅に拡大しました。
例えば、Google Compute Engineのf1-microインスタンスはずっと無料で利用でき、NoSQLデータベースのGoogle Cloud Databaseは1GBまで無料、オブジェクトストレージのGoogle Cloud Storageは1カ月あたり5GBまで無料。
さらにGoogle App Engineは1日あたり28時間インスタンス時間まで無料、Google Cloud Functionsは1カ月あたり200万回呼び出しまで無料など、全部で15のクラウドサービスについて、性能や容量などに制限はありますが期限なく無料で使い続けることができるようになっています。
これに加えて、300ドル分の無料利用権も用意されています。
上記の無料枠を説明した画面は、まだ日本語版のWebサイトでは現れないようです。日本からGoogle Cloud Platformの無料枠のWebページを表示すると、次の画面が表示されるはずです。
この画面を一番下までスクロールし、言語を「English」に切替えると、本記事の1つ目の画面キャプチャで紹介した、拡大された無料枠の説明を読むことができます。
GoogleはAmazon Web Services(AWS)に対して値下げ競争を挑んでいることを明確にしており、一方でAWSはその競争を受けて立ってきました。今回のGoogleの無料枠拡大に対して、AWSは何らかの対抗措置を打ってくるかもしれません。発表があるとすれば4月18日からサンフランシスコで開催される「AWS Summit 2017 Sanfrancisco」で、でしょう。
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