ソースコード管理ツール「GitLab 9.4」リリース。UI改善、Webアプリケーションモニタリング、TrelloやSlackとの連携改善など

2017年7月25日

ソースコード管理ツールとしてオープンソースで開発されているGitLabの最新版「GitLab 9.4」がリリースされました

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GtiLab 9.4ではナビゲーションが改善され、Webアプリケーションのモニタリング機能を追加。Slackとの統合が容易になり、Trelloとの連携も改善されるなどの新機能が提供されています。

ナビゲーションの改善

GitLab 9.4ではナビゲーションが新しくなりました。グローバルなトップメニューが変更され、レフトメニューでは参照ページによってナビゲーションが変わるコンテキストメニュー(contextual navigation)が導入されています。

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これらのUIはまだ改善の作業中で、今後数カ月で既存のナビゲーションなどと置き換わる予定とのこと。

ブログ記事「Redesigning GitLab's Navigation | GitLab」では、このUI改善プロセスについて紹介されています。

Webアプリケーションのモニタリング機能

2017年3月にリリースされたGitLab 9.0では、コンテナ監視ツールである「Prometheus」と統合し、KubernetesでオーケストレーションされているアプリケーションのCPUとメモリ消費量のモニタリングが可能になっています。

今回のGitLab 9.4ではこれに加えて、Webアプリケーションのモニタリングが可能になっています。モニタリング機能を提供するPrometheusをWebサーバやロードバランサーに接続することでこの機能が実現されています。

現時点でサポートされているのは、Nginx、Amazon Cloud Watch、HA Proxyなど。

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TrelloやSlackとの連携改善など

新しく「GitLab Power-Up for Trello」も追加されています。これにより、Trelloとの連携が改善され、Trelloのカードにマージリクエストを自動的に反映されるといったことが可能。

「GitLab Slack App for GitLab.com」は、Slackのアプリケーションディレクトリに登録されたため、SlackとGitLabとの統合をより簡単に行えるようになりました。

そのほか、Issue同士のリンク作成を簡単にする「Related Issues」、 Internationalization(国際化)の改善など多数の機能追加が行われています。

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