訂正:Java EEの新開発プロジェクト名は「EE4J」(Eclipse Enterprise for Java)。Java EEに代わる新名称はこれから検討

2017年10月11日

(当初、Java EEの新名称が「EE4J」になるとしていましたが。開発プロジェクト名の間違いでした。お詫びして訂正します。本文中の追記もご参照ください)

業務アプリケーション向けのJavaフレームワークである「Java EE」(Java Platform, Enterprise Edition)は、9月25日に4年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「Java EE 8」がリリースされました

Java EE 8がリリースされる10日前には、Java EEの開発主体もオラクルからEclipse Foundationへ移管されることが発表されており、Java EE 8リリース後に移管作業が進められています。

そしてEclipse Foundationは移管されたJava EEを「EE4J」(Eclipse Enterprise for Java)とし、トップレベルのプロジェクトとして進めることを発表していました

Eclipse Foundationはこれを受けて、受け皿となるJava EE改め「EE4J」プロジェクトの憲章(案)を発表しました。

それによると、今後Java EEは正式名称が開発プロジェクトの名称が「Eclipse Enterprise for Java」となり、ニックネームが「EE4J」となります。

(追記:2017/10/11 11:20)

「Java EE」のブランド名はオラクルが所有しているため、Java EEに代わるブランド名を今後どうするかは未定とのことです。

Eclipse FoundationのMike Milinkovich氏は、プロジェクト名「EE4J」とブランド名「Java EE」について、次のように書いています

EE4J is not the brand

I think that many people are assuming that EE4J will become the brand that replaces Java EE. Wrong. Java EE is a certification mark. To label something as âJava EEâ, you need to get a license from Oracle and pass the TCKs. There are many implementations of Java EE such as WebLogic, WebSphere, JBoss, and Glassfish. EE4J is the name of the top-level project Âat the Eclipse Foundation. As such it is the umbrella under which the source code and TCKs for Glassfish, EclipseLink, and (hopefully) Eclipse MicroProfile will exist.

We are months away from even starting to define the specification process that will be used in the future. However, when we do I expect that this new process will create a new certification mark which can be properly considered the new âJava EEâ name. We will be engaging with the community in the selection of that name.

EE4Jはブランド名ではない

多くのひとがEE4JがJava EEに代わるブランド名になるようだと考えているようだが、間違いだ。Java EEは認証された名前(certification mark)だ。何かにJava EEというラベル付けをするには、Oracleからライセンスを得て、互換性テストキットを通過しなければならない。WebLogicやWebSphreやJBoss、そしてGlassfishなど多くのJava EE実装があるが、EE4JはEclipse Foundationのトップレベルのプロジェクトの名称である。その傘下にはそのソースコードやGlassfishのためのTCK群、EclipseLink、そして(願わくば)Eclipse MicroProfileなどがあるだろう。

私たちはこれから仕様策定プロセスの決定に何カ月もかかるだろう。しかしこの新しいプロセスが新しい「Java EE」の名前を適切に検討し、新しい認証された名前を作ることを期待している。その名前を選択するときには、コミュニティにも相談するつもりだ。

(追記ここまで)

EE4J Charter

EE4Jプロジェクトのミッション

Eclipse Foundationは、EE4Jプロジェクトのミッションを次のように説明しています。

The mission of Eclipse EE4J is to define and evolve API specifications, reference implementations, and technology compatibility kits for Java application server implementations. Java application servers are software platforms that application developers and administrators use to develop, deploy, and manage server-side Java applications and microservices. EE4J leverages and evolves the Java EE 8 standards in order to achieve this objective.

EclipseのEE4Jのミッションは、API仕様、参照実装、そしてJavaアプリケーションサーバ実装のテクノロジー互換性キットのの策定と進化だ。Javaアプリケーションサーバはアプリケーション開発者と管理者が開発や運用に用い、そしてサーバサイドJavaアプリケーションとマイクロサービスを管理する。EE4Jはこの目的を達成するためにJava EE 8標準を活用し進化させていく。

まず2017年から2018年前半にかけて、GlassFishやTechnology Compativility Kitsなども含めたJava EEの技術群をEE4Jプロジェクトへ移行していくことを進めていくとしています。

この作業にはオープンソースで開発されているGlassFishの130ものGitHubのリポジトリをEclipse Foundationへ移行させていくこと、Technology Compativility Kitsをオープンソース化することなどが含まれているとのことです

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カテゴリ 開発ツール / 言語 / プログラミング
タグ  EE4J , Java , Java EE


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