Linux財団傘下に「JS Foundation」が発足、ESLint、Appium、jQueryなどをホスト。Node.js Foundationとの協力で標準策定に関与も

2016年10月24日

The Linux Foundationは、JavaScriptにおけるオープンなエコシステムの発展や関連ツールの普及促進などを目的とした「JS Foundation」の発足を発表しました。

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JS Foundationは、Appium、Dojo Toolkit、ESLint、Grunt、jQuery、jQuery Mobile、Node-Red、QUnitをはじめとするさまざまなプロジェクトをホストすると説明されています。

発表は米オライリー主催のイベントOSCON London 2016のセッション「Evolving the JavaScript ecosystem」で、JS Foundation エグゼクティブディレクターのKris Borchersによって行われました。

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Bochers氏はJS Foundationの活動として、コミュニティのホームとなり、コラボレーションを促進し、継続的であることを重視すると説明しています。

また、JS FouncationはNode.js Foundationと協力してECMAにおけるJavaScriptの標準化活動などにも関与していくとのことです。

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Bochers氏はjQuery Foundationのエグゼクティブディレクターでもあります。そしてその jQuery FoundationがホストしていたjQueryやGruntやDojoなどがすべてJS Foundationに移管したことなどから見て、JS FoundationはjQuery Foundationを母体に新しく発足した団体といえるでしょう

オープンソースソフトウェアの継続性の担保が重要に

かつてオープンソースソフトウェアを敵とみなしていたマイクロソフトでさえ熱烈な支援者となったいま、オープンソースソフトウェアはソフトウェア化していく企業や社会を支える重要なインフラの一部になっています。

そうしたなかで、そのインフラであるところのオープンソースソフトウェアを単に開発するだけでなく、ある程度長期にわたって開発し続けていく継続性をいかに担保するのか、ということが重要になってきています。

それが、Linux Foundationのように安定した組織の傘下に、jQuery Foundationを中心としたさまざまな団体やソフトウェアが集まってきた背景にあるのではないでしょうか。

次の記事で紹介する「Appium」のJS Foundationへの譲渡も、そうした状況を示すひとつの例だと思われます。


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タグ : HTML5 , JavaScript , Web標準



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