jQuery 3.0正式版がついにリリース。通常版のほかに、Ajax機能を省略したスリムビルド版も提供

2016年6月13日

2006年1月にjQueryが初めて世の中に登場してから10周年となる今年。jQuery 3.0の正式版が登場しました

jQuery 3.0 Final Released! | Official jQuery Blog

これまでjQueryは、、モダンブラウザのみをサポートすることで軽量化と安定化をはかった「jQuery 2.x」系と、Internet Explorer 8以前を含む古いバージョンのブラウザまでサポートする互換性重視の「jQuery 1.x」系の2系統が存在しました。

しかしマイクロソフトがInternet Explorer 8のサポートを今年1月に終了したことで、古いブラウザをサポートする必要が大幅に薄れたため、jQuery 3.0以降はモダンブラウザだけをサポートするjQuery 3.0系だけになります。今後jQuery 2.x/1.xへの機能追加やバージョンアップは基本的に行われません。

jQuery 3.0はメジャーバージョンアップとなるため、過去のバージョンと非互換の部分がありますが、大きな問題は発生しないだろうと説明されています。

Despite the 3.0 version number, we anticipate that these releases shouldn’t be too much trouble when it comes to upgrading existing code. Yes, there are a few “breaking changes” that justified the major version bump, but we’re hopeful the breakage doesn’t actually affect that many people.

3.0というバージョン番号にもかかわらず、私たちは既存のコードに対してアップグレードしたとしても大きな問題は起きないだろうと想定している。たしかにメジャーバージョンアップに対応したいくつかの「破壊的変更」はあるが、それほど多くの人々に影響するものではないと楽観している。
jQuery 3.0 Final Released! | Official jQuery Blog」から

また、フル機能のjQuery 3.0のほかに、Ajaxの機能を省略して軽量化したスリムビルド版のjQuery 3.0の提供が行われます。

Along with the regular version of jQuery that includes the ajax and effects modules, we’re releasing a “slim” version that excludes these modules.

通常バージョンとしてAjaxやエフェクトモジュールなどを含んだjQueryと同時に、これらを外した“スリム”バージョンも提供する。

最近のWebアプリケーションではjQueryのAjaxを使うことは少なくなったと思われますので、スリム版のjQueryで十分だという開発者も多いでしょう。圧縮後のサイズは通常版が30kbなのに対し、スリム版は23.6kb。

jQuery UIとjQuery Mobileについては、次のバージョンでjQuery 3.0に対応したものがリリースされるとのこと。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

カテゴリ Web技術 / JavaScript
タグ  JavaScript , jQuery


次の記事
DevOpsの採用は大企業が先行、DockerとAnsibleの利用は1年で倍増。RightScaleがDevOpsの調査結果を発表

前の記事
FreeBSDにHyper-VとAzureが正式対応。マイクロソフト製FreeBSDも提供開始


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig