Docker 1.6リリース、Windows版Dockerクライアントが登場。コンテナへのラベル付け、ログ出力ドライバ、Ulimitsの指定などが可能に

2015年4月20日

Linux上でコンテナ型仮想化を実現するDockerが、最新バージョンの「Docker 1.6」をリリースしました

Docker 1.6: Engine & Orchestration Updates, Registry 2.0, & Windows Client Preview | Docker Blog

Docker 1.6では、マイクロソフトとDockerの協業によってWindows版のDockerクライアントが登場。コンテナとイメージにラベル付けが可能になり、コンテナの起動時にulimitsを指定できるようになりました。

Windows版Dockerクライアントが登場

Windows版Dockerクライアントは、コマンドラインからDockerを操作するものです。現在のところ操作対象はLinux上のDocker Engineが対象になりますが、マイクロソフトとDockerはWindows Server上にDocker Engineを載せるべく作業中です。

先日の発表では、Windows Server ContainerとHyper-V Containerの2つのコンテナ実装の上にDocker Engineを載せるとされていますが、そのいずれもDockerクライアントから操作可能となる見通しです。

fig

コンテナのラベル付け、ulimitの設定など

Docker 1.6ではDockerのコンテナとイメージにラベルを付けることができるようになりました。これによって運用時にコンテナやイメージが何をしているのか判別しやすくなりそうです。

ログ用のAPIが整備され、ログ出力が柔軟になりました。また、起動時にDockerデーモンから引き継いでいたリソース制限のためのUlimitsが、docker runコマンドの引数として設定できるようになりました。

100億円以上の資金調達をしたばかりのDocker

Dockerは先週、4月14日付けで9500万ドル(約114億円)もの資金調達を行ったと発表しています

Docker Announces $95m Series D Funding Round | Docker Blog

豊富な資金を背景に、同社はこれからも積極的に技術者の獲得や企業の買収などによる機能の拡張を続けていくはずで、これからまだ当面はDockerまわりの機能拡張が続くと考えられます。

一方で、豊富な資金調達は将来的には高い売り上げを実現することへのプレッシャーにもなります。結果的に製品としてのDockerおよびそのエコシステムは、機能的にも価格的にもリッチなフレームワークへと押し上げられていく可能性が高まっているのではないでしょうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

カテゴリ Docker / コンテナ / 仮想化
タグ  Docker , Windows


次の記事
2015年のワールドワイドのIT支出はドルベースで1.3%減、ただし為替変動が主要因。ガートナーが予測

前の記事
「ストレージで提供する価値の多くがソフトウェアで実現されている」。EMCのオールフラッシュストレージ製品マネージャに聞く、フラッシュストレージの価値と進化


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig