マイクロソフト、Windows Azureで自社製ERP製品群を正式サポート開始

2013年6月20日

日本ではあまり知名度が高くありませんが、マイクロソフトは「Microsoft Dynamics」と呼ばれる業務アプリケーションの製品群を提供しています。米マイクロソフトは、このERP製品群の中で財務や人事関連の機能を提供する「Dynamics GP 2013」と、ERP機能を提供する「Microsoft Dynamics NAV 2013」が、Windows Azureで正式にサポートすることを明らかにしました(ただし両製品とも日本未提供)。

Now Available - Microsoft Dynamics NAV and Microsoft Dynamics GP on Windows Azure! - Microsoft Dynamics ERP "The Edge" Blog - Site Root - Microsoft Dynamics Community

これらのDynamics製品群はWindows Azureが4月に新機能として追加したIaaS型クラウドサービスであるWindows Azure Infrastructure Servicesでサポートされます。発表文から引用します。

From a technical perspective, what we’ve enabled is the ability for Microsoft Dynamics Certified Partners to deploy Microsoft Dynamics NAV and GP solutions in the cloud on Windows Azure Infrastructure Services. This means your solution can now be hosted in a secure, private cloud on a Windows Azure Virtual Machine.

技術的に説明すると、Microsoft Dynamics提携パートナーに対して、Dynamics NAVとGPソリューションをWindows Azure Infrastructre Services上でデプロイすることを可能にしたことになる。これはつまり、Windows Azure仮想マシンで作ったプライベートクラウドによってセキュアにソリューションをホストできるということだ。

Dynamics製品群はマイクロソフトが直販しておらず、パートナー経由での導入になります。これまでは、オンプレミスのサーバにインストールするか、あるいはパートナーが顧客のためにデータセンターで運用し、それをサービスとして提供する形態でしたが、そこにWindows Azureで運用するという新しい選択肢が加わったことになります。

基幹業務を載せるクラウドの選択肢が広がる

Windows AzureでもIaaS型クラウドサービスを開始したことで、自社の業務アプリケーションパッケージのサポートが開始されました。技術的にはおそらく同じようにSAPの業務アプリケーションもサポート可能だと思われます。

日本でも基幹業務をクラウドへ載せる事例が出てきています。今回の発表は米国におけるものですが、その選択肢となるクラウドがじわりと広がってきていると言っていいのではないでしょうか。

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タグ : Microsoft , Windows Azure , クラウド



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