Treasure Dataが新サービス発表。バッチ型クエリと比較して10倍から50倍高速な「Treasure Query Accelerator」とデータ可視化ツール「Treasure Viewer」

2013年12月10日

クラウド上で大規模データの保存し、分析、レポーティングのサービスを提供しているTreasure Dataは9日、大規模データに対してアドホッククエリを発行する機能と、同社として初めてとなるデータ可視化ツールなどの新サービスを発表しました。

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Treasure DataのCTO 太田一樹氏は、同社が100社以上の顧客から預かっているデータが2兆5000億件に達していることを明らかにしたうえで、顧客のデータ活用が定型レポートから始まり、徐々にアドホッククエリなどによってデータをドリルダウンし、いま何が起きているのか分析を行う方向へと進化していくと指摘。「お客様の進化に合わせて新サービスを投入する」と発言。

Treasure Query AcceleratorとTreasure Viewer発表

1つ目の新サービスは、アドホックなデータ解析向けのクエリエンジン「Treasure Query Accelerator」。既存のバッチ型クエリエンジンと比較して、10倍から50倍も高速。

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大規模データに対してドリルダウンで、レイテンシの少ない形でクエリを実行したいという要望に応えたとのことです。

既存のバッチ型クエリは、立ち上がりに30秒から40秒ほどかかるものの数千億件のデータを高い信頼性で捌くのに向いており、使い分けができると太田氏。

2つ目の新サービスは、同社にとって初めてのデータ可視化ツールとなる「Treasure Viewer」。同社が可視化ツールを手がけた理由を、太田氏は次のように説明します。「これまではSQLを使える人でないと使わない、広告系だとインフラエンジニアとかそういった人が使っていたが、これだけデータ分析ができるようになると、違う人が使い始めた。広告のキャンペーン管理の人とかサイトのプロデューサとかが、どんどんデータをその場で確認したいと」。

Treasure Viewerはコンソールから利用でき、データ項目をドラッグ&ドロップすることでグラフなどにして可視化するツール。「テーブルの設計さえしっかりしていれば、好きな方法でデータが可視化できる。グラフは画像として保存してプレゼンに貼るといったこともできる」(太田氏)

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ただしTreasure Viewerはあくまで簡易な可視化ツールとしての位置づけで、高度なレポートについてはこれまで通りサードパーティ製のツールを推奨しています。

新価格プラントソリューションテンプレート

新サービスと同時に、新価格プランも発表されました。「大規模なお客様から、サポートをしっかりやってほしいという要望があったので、それに応えるために月間約75万円のプランを追加します」(太田氏)

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また、業務ごとに典型的なソリューションを素早く実現するための「ソリューションテンプレート」も提供を開始するとのことです。例えばデジタル広告のレポート、ゲーム系のログ分析、マーケティング分析などについて、どのようなデータを入れると分析によって何が分かるのかという情報と、それに対応するデータ収集テンプレートとデータ解析テンプレートが提供されます。

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太田氏は今後の展開として、機械やセンサーといった新しいデータソースから得られる大量のデータに対するレポーティングやアドホックな分析の登場により、Treasure Dataにしかできないことを発表していきたいと結んでいます。

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カテゴリ 機械学習 / AI / ビッグデータ
タグ  データウェアハウス


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