この1年の優れたIT系書籍はどれか?「Jolt Awards 2013」が5冊を発表

2013年10月3日

デベロッパー向けに情報発信をしている「Dr. Dobb's Journal」が、この1年に出版されたIT系書籍の中から優れた本を選ぶ「Jolt Awards」が今年も発表されました

選ばれた書籍を見てみると、まずNoSQLの書籍が入っていることにやや驚きます。しかも著者の1人はあのMartin Fowler氏です。米国では引き続きNoSQLに熱い視線が注がれているのですね。

2冊目のTeam Geekは日本語版が出版されていたので、そちらを紹介しています。これは多くのエンジニアが読みたいテーマではないでしょうか。また、5冊目のリーンUXもチームによる開発について触れられているようです。そのほか、テキスト処理、.NETにおける依存性注入と、どれを見ても濃いテーマが並んでいます。

(以下の各書籍の紹介は、Amazonでの紹介をざっくり訳したものです)。

Jolt Awardsを受賞した5冊の本

NoSQL Distilled: A Brief Guide to the Emerging World of Polyglot PersistenceNoSQL Distilled: A Brief Guide to the Emerging World of Polyglot Persistence
NoSQL Distilledは、簡潔にしてこの急速に立ち上がりつつある技術全体について徹底的な解説を行っています。
著者のPramod J. SadalageとMartin Fowlerは、NoSQLデータベースがいかに動作し、トラディショナルなRDBMSを置き換えるものとなるかについて説明します。さらに著者は、要件に対してNoSQLが適切であるかどうかを評価するための考え方と、もしそうであったときにどのような技術をさらに探索すべきかについても情報を提供しています。(Kindle版

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
複数のプログラマが関わる場合、優れたコードを書くだけではプロジェクトは成功しません。 全員が最終目標に向かって協力することが重要であり、チームの協力関係はプロジェクト成功のカギとなります。
本書は、Subversionをはじめ、たくさんのフリーソフトウェア開発に関わり、その後Googleでプログラマを経てリーダーを務めるようになった著者が、「エンジニアが他人とうまくやる」コツを紹介。 「チームを作る三本柱」や「チーム文化のつくり方」から「有害な人への対処法」まで、エンジニアに求められる社会性について楽しい逸話とともに解説します。

Taming Text: How to Find, Organize, and Manipulate It Taming Text: How to Find, Organize, and Manipulate It
本書は、ハンズオンや例題を中心に、現実の世界のアプリケーションにおける非構造化文書の扱い方を解説します。どうやってテキストの整理を自動化するか、フルテキストサーチや適切な名詞認識、類型管理、タグ付け、情報抽出、要約といった手法について見ていきます。
これ一冊で、テキスト処理について学べ、明確で簡潔、実践的なアドバイスを得ることができ、それを高品質なオープンソースライブラリによって構築できるでしょう。

Dependency Injection in .NET Dependency Injection in .NET
依存性注入(DI)は、JavaのSpringによって広まったソフトウェア設計のテクニックです。.NETデベロッパーはまさにいま、DIがいかにC#コードのメンテナンス性を高めてくれるか知ることになります。本書は、.NETデベロッパーのための包括的なDI入門ガイドです。
本書ではDIフレームワークの主なコンセプトとパターンを紹介し、典型的な利用例、そして一般的なパターンとの関連などについても紹介します。.NETにおける最初の、そして唯一の本です。

Lean UX: Applying Lean Principles to Improve User Experience Lean UX: Applying Lean Principles to Improve User Experience
対話的なデザインのためのリーンUXアプローチは、今日のWebドリブンな状況に対するテイラーメイド的な開発手法です。本書では、この分野をリードするJeff GothlfがリーンUXの原則、方向性、テクニックの価値を基本から紹介し、デザイン案をいかに早く試し、本物のユーザーで検証し、その学びをもとに継続して改善していく手法を教えてくれます。
リーンとアジャイル開発の理論から生みだされたリーンUXは、単にUXを提供するのではなく、実際の体験によってデザインされたものへと集中させてくれます。本書では、プロダクトチームのほかのメンバーとどう密接に協力していくか、フィードバックを取り入れていくかを解説します。読者は、短期間でプロジェクトを回し、ビジネスやユーザーのための作業を迅速に回していく方法を学べるでしょう。

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タグ : 書評



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