EPUB国際化、小口協力金のお礼とご報告。87万円を日本電子出版協会に寄付しました

2013年4月18日

電子書籍における事実上の標準(デファクトスタンダード)であるEPUB 3は、いまISO/IEC(国際標準化機構/国際電気標準会議)、つまり世界各国の代表から構成される機関が定める公的標準(デジュールスタンダード)として策定中です。日本はこの中で重要な役割を担っているにもかかわらず活動資金が足りず、昨年10月から日本電子出版協会(JEPA)を中心に協力金を集めていました

PublickeyもJEPAを支援するため、個人からの協力を想定した小口協力金の窓口となっておりました

協力金の募集は3月末をもっていったん一区切りをつけましたので、小口協力金についてここでお礼と報告させていただきます。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

87万837円をJEPAに協力金として送付

PublickeyではECサイトのGumroadを通じて資料「EPUB 3 デジュール標準化の現状」を5000円、1万円、2万円(内容はすべて同一)で販売し、その売上げをそのまま小口協力金にすることとして、みなさまからの協力をいただいてきました。資料の販売という形式をとったのは、国内でインターネット経由の募金が規制されているためです。

これまで延べ96名の方が購入いただき、日本円で85万円相当の売上げがありました。この売上げからGumroadの手数料とPaypalの手数料が引かれて、残った金額である87万837円をJEPAに協力金として送金しました。

売上げよりも協力金が増えたのは為替レートが変動したおかげです。Gumroadでは商材の販売価格を日本円で設定できますが、売上げは商材の購入者が購入ボタンが押した時点(あるいはその数日程度後)の為替レートによるドルで確定します。そしてドルのまま手数料が引かれ、Paypalに送金されたあとPayPalでの取扱手数料も引かれます。

私(新野)がこのドルをPaypalの自分の口座で円に転換したのは先週のことでした。昨年からの円安によって為替レートが有利になったおかげで、手数料が引かれても日本円ベースでは元の売上げを上回ることができました。

JEPAからは入金の確認とあわせて「大事に使わせていただきます」という連絡をいただきました。あらためて、ご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。

EPUBに国際標準番号「DTS-30135」付与

EPUBはすでにISO/IEC JTC1に提案され、「DTS-30135」という番号が付与されています。現在、公的標準のための作業が着々と進んでいます。大きな動きがあったときにはPublickeyでも紹介する予定です。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

カテゴリ Web技術 / JavaScript
タグ  EPUB , 電子書籍


次の記事
インテル、ネットワーク機器開発用のハードウェアとソフトウェアを発表。ネットワーク機器もPCのようにコモディティ化するか

前の記事
理論物理学者のミチオ・カク氏。ムーアの法則はこの10年で終わり、次は分子コンピュータとの見通しを語る


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig