OpenFlow 1.3がOpen Network Foundationの理事会で承認。IPv6、PBB対応など

2012年5月18日

Facebookやグーグル、マイクロソフト、ドイツテレコムなど大手クラウドベンダーやテレコム企業などが中心となって発足したOpen Networking Foundationは、「OpenFlow 1.3」を理事会が承認したと発表しました。実際に承認されたのは4月19日で、プレスリリースが出たのは日本時間の昨日です。

すでに仕様はドキュメントとして公開されています(PDF)。

Open Networking Foundation Approves OpenFlow 1.3.0 and OF-Config 1.1 to Enhance Interoperability and Drive Commercialization - MarketWatch

OpenFlowは、ネットワークの構成や機能をソフトウェアで設定可能にするSoftware-Defined Networkを実現するための新しい標準技術です。昨年の12月にOpenFlow 1.2が登場しており、それからほぼ半年でOpenFlow 1.3が登場したことになります。

OpenFlow 1.3ではIPv6環境での運用やPBBに対応

発表によると、OpenFlow 1.3の主な新機能は以下のようになっています。

IPv6環境での運用、データセンター内でのトンネリングと論理ポートの抽象化やVPN、データセンター間のトンネリングであるPBBなどが挙げられています。

実際の製品ではまだOpenFlow 1.0が主流

OpenFlowの仕様は順調にバージョンアップを続けていますが、一方で実際の対応機器やコントローラの多くはまだOpenFlow 1.0対応にとどまっていて、1.1を完全に実装しているものはほとんど見あたりません。

OpenFlowへの対応は、NiciraやBigSwitchといった新興ベンダからIBMやNEC、NTTなどの大企業、それにBrocadeやHPといったネットワーク機器ベンダなど広がりつつあります。今後製品が数多く市場に出てくると、OpenFlowのどのバージョンに対応しているのか、仕様の中のどの機能を実装しているのかといった点が相互運用性の課題になってくるかもしれません。

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カテゴリ サーバ / ストレージ / ネットワーク
タグ  OpenFlow , SDN , ネットワーク


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