オラクル、I/O仮想化ベンダのXsigo買収。Software-Defined Network参入へ

2012年7月31日

米オラクルはI/O仮想化ベンダのXsigo(シーゴ)買収を発表しました

Oracle Buys Xsigo

XsigoはI/O仮想化ベンダ。サーバからInfinibandを通じて同社の装置に接続すると、サーバ内の仮想マシンに対して装置内で任意の仮想イーサネットや仮想ファイバーチャネルのインターフェイスを割り当てることができ、物理サーバのI/Oを仮想化する機能を備えています。

この仮想I/Oは管理ソフトウェアから任意のネットワーク化を行うことができるため、いわゆるソフトウェアによって定義するネットワーク、Software-Defined Networkとして、ダイナミックにネットワーク構成を操作することができます。

fig

同社製品はすでにブリティッシュテレコム、eBay、ベライゾン、ソフトバンクなどで採用実績があるとのこと。

InfinibandでSoftware-Defined Network

オラクルは買収を発表したプレスリリースの中で、Software-Defined Networkの部分を特に取り上げて次のように説明しています。

Xsigo’s software-defined networking technology simplifies cloud infrastructure and operations by allowing customers to dynamically and flexibly connect any server to any network and storage, resulting in increased asset utilization and application performance while reducing cost.

XsigoのSoftware-Defined Network技術は、ダイナミックかつフレキシブルにあらゆるサーバとネットワークとストレージを接続可能にすることで、クラウドインフラとその運用をシンプル化します。これにより、資産の利用効率を高め、コスト削減をしながらアプリケーションの性能向上が可能です。

オラクルはExadataなど同社のハードウェア製品のインターフェイスとして積極的にInfinibandを採用してきました。XsigoはそのInfinibandによってI/O仮想化を実現しており、オラクルにとってはより高度なハードウェアとソフトウェアソリューションを提供するうえで適切な買収相手といえそうです。

Software-Defined Networkが本格化しつつある

ここ数カ月のあいだにSoftware-Defined Networkをめぐる動きが目立ってきました。

ブロケードがSoftware-Defined Networkの主要技術であるOpenFlowへの対応を表明し、シスコが包括的なSoftware-Defined Network戦略としてCisco Oneを発表、VMwareがNiciraを買収し、そしてオラクルまでがXsigo買収でSoftware-Defined Networkを強調しています。

サーバ仮想化、ストレージ仮想化に続いて、ネットワーク仮想化およびその技術であるSoftware-Defined Networkへの実現へと各ベンダが走り始めています。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

カテゴリ Docker / コンテナ / 仮想化
タグ  Oracle , Software-Defined Network , 仮想化


次の記事
PR:クラウドベンチマークを無償で公開するCloudHarmony。その理由と手法を聞いた

前の記事
IT系上場企業の平均給与を業種別にみてみた 2012年版 ~ パッケージベンダ、SIer、ホスティング企業編


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig