Webブラウザで実行可能なWebAssemblyベースのJavaVM「CheerpJ 4.1」がJava 17をプレビューサポート
Leaning Technologiesは、Webブラウザで実行可能なJavaVMのWebAssembly実装の最新版「CheerpJ 4.1」をリリースしました。
CheerpJは1つ前のCheerpJ 4.0でJava 11をサポートすると同時に、複数のJavaサポート機能が実装されました。今回のCheerpJ 4.1ではすでにサポートされているJava 11に加えて、新たにJava 17がプレビュー版としてサポートされました。

CheerpJはJavaバイトコードをJITコンパイラによってJavaScriptに動的に変換することで、Webブラウザ上でJavaアプリケーションを実行可能にしています。
また、仮想化されたファイルシステムによるHTTP経由でのアセットへのアクセス、IndexedDB経由でのローカルストレージの読み書き、JavaScriptデータとのインタラクションを提供します。さらにTailscaleによる仮想化ネットワークにも対応します。
CheerpJ 4.1ではJava 11の正式サポートおよびJava 17のプレビューサポートに加えて、パフォーマンスの最適化、Java 11でのSSLとオーディオのサポート、ネットワークスタックの改善、SwingとAWTの両方でモバイルユーザビリティの改善などが行われました。
予定では2025年末までにCheerpJ 5.0がリリースされ、このバージョンでJava 17が正式にサポートされることになっています。
あわせて読みたい
イーサネットをさらに高速にする「Ultra Ethernet Consotium Specification v1.0」が正式公開。トランスポート層にRDMAを実装
≪前の記事
全世界のソフトウェア開発者は4700万人。最も多いのがJavaScript開発者で2800万人、Java、Pythonが続く。スラッシュデータの調査