全世界のソフトウェア開発者は4700万人。最も多いのがJavaScript開発者で2800万人、Java、Pythonが続く。スラッシュデータの調査
IT業界に関する調査を行っているSlash Dataは、全世界のソフトウェア開発者に関する調査結果を発表しました。
発表によると、全世界のソフトウェア開発者は合計で約4700万人。そのうち最も多く使われているプログラミング言語がJavaScriptで、約2800万人のソフトウェア開発者が利用しています。
2位がJavaで約2320万人、3位がPythonで2290万人、4位がC++で1630万人、5位がPHPで1150万人と続いています。

言語ごとの開発者の増加ペースで見ると、JavaScriptを利用する開発者はこの1年で280万人増加したものの増加ペースは鈍化。
スラッシュデータは、この鈍化はJavaScript開発者をめぐる人材市場が成熟していることを示している可能性があり、JavaScript開発者を採用する開発チームは人材を引き付けるための差別化を検討する必要があるとしています。
2番目に開発者が多いJavaはデスクトップからゲーム開発まで複数の領域で一貫して成長していることで、AI分野を中心に成長しているPythonと比べて長期的なレジリエンスを示唆しており、Javaエンジニアの採用は安定していると説明されています。
最近注目度が高まっているRustはこの1年で開発者が110万人増加して合計で510万人となり、着実な成長を見せています。
Rubyもこの1年で開発者が160万人増となりました。増加の要因として、AIツールの登場によりプログラミング言語が学習しやすくなっていることが挙げられています。
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