プログラマのために作られたローコード/ノーコード開発基盤「iPLAss」、Java/Groovyでカスタムロジックも可能。オープンソースで公開[PR]

2025年6月10日

一般にローコード/ノーコード開発ツールは、シチズンデベロッパーと呼ばれる非プログラマが自分たちのためのアプリケーションを手軽に開発できる、という文脈で注目されがちです。

しかし本記事で紹介するiPLAssは、プロフェッショナルであるプログラマやITエンジニアがエンタープライズクラスのシステム開発を行う際に、開発生産性や品質の向上を実現するために作られている点が大きな特徴となっています。

iPLAssは大手SIerの電通総研が自社のために開発を始めたJavaベースのローコード/ノーコード開発基盤です。Java/JavaEE(JakartaEE)環境上で動作します。

iPLAssのアーキテクチャiPLAssのアーキテクチャ

iPLAssはJavaベースのローコード/ノーコード開発基盤

iPLAssによりノーコードで提供される機能は、コードの自動生成ではなく、iPLAssのフレームワーク上に用意されたサブモジュールが実行されることで提供されます。

ノーコードで提供される機能として、例えばWebブラウザ上からデータ定義を行うことでデータベースへのデータの追加、削除、参照などの画面がすぐに構成できる機能などがあります。

データ定義の変更はアプリケーション実行中でも可能で、即座に画面構成に反映されます。

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さらに、ユーザー認証、二段階認証、処理のワークフロー、ジョブスケジューラ、データ集計、データ監査ログや暗号化、多言語対応、Webhook、メール配信やプッシュ通知などの業務アプリケーションでよく使われる機能も多数提供されます。

単一のインスタンス上に複数のテナントを構成できるマルチテナント機能やそのための管理機能も備えています。

OAuth/OpenID Connect、ソーシャルログインやSAML、SCIMなどに対応したさまざまな認証・認可モジュール、ユーザー自身によるプロファイル更新、パスワードリマインダなど多くの管理機能が最初から用意されており、シングルサインオンやロールに応じたアクセス権限の制御、ユーザー管理などの多様なセキュリティ要件にノーコードで対応。

これら多くの機能により業務システムに必要なセキュアなシステムであっても短期間で開発可能です。

しかも設定変更などによるノーコードでのカスタマイズに加えて、さまざまな機能に対するロジックの追加が可能で、JavaやGroovyによるローコードでのカスタムロジックの記述が可能になっています。

iPLAss SDKを用いてスクラッチ開発も可能

iPLAssはローコード/ノーコード開発による短期間での開発を可能にするだけでなく、Java/Groovyに対応したSDKを利用することでiPLAssを基盤としたスクラッチ開発にも対応します。

つまりiPLAssはノーコード、ローコード、そしてプロコードに対応した開発基盤なのです。

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例えば、データの管理画面、ユーザーの認証・認可の部分などをローコード/ノーコード開発基盤として短期間で開発しつつ、エンドユーザー向けに提供する精緻なWebユーザーインターフェイスについてはスクラッチで開発する、といったことが可能です。

あるメガバンクでは、法人顧客向けサービスの再構築において複数のサービスを統合する際の複雑な認証と認可機能を効率的に開発する場面で、iPLAssの機能に注目し採用。効率的な開発を実現した事例が紹介されています(≫事例を見る)。

大手出版社でも、企業向けのコンテンツサブスクリプションサービスのために独自の認証・権限管理の仕組みを実装する際に、iPLAssが持つ二要素認証機能や権限管理の仕組みなどを活用したことで、同等の機能をフルスクラッチで開発する際に想定された開発期間と比べて大幅に短縮できたと評価しています(≫事例を見る)。

このようにiPLAssはノーコードによるノンプログラミング、カスタムロジックの追加などにより簡単にカスタマイズが実現できるローコード開発、そしてスクラッチ開発におけるプロコードの、3つの強みを同時に活かせる開発基盤だと言えます。

iPLAssの開発は3つのステップ

iPLAssによるアプリケーションの開発は、主に以下の3つのステップに分かれています。

まず、開発者がデータベースを設計し、GUIでデータの定義名や列名を設定します。画面を生成するときに日本語で分かりやすい項目名などを付けることも可能です。

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データ設定により、ノーコードで自動的にデータの登録や参照、削除、更新などが行えるデータ管理画面が自動的に生成されます。画面のメニュー構成や権限の設定なども行えます。

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こうした運用管理や基本的なサービス提供に必要な機能のほとんどがノーコードで生成可能です。

さらにアプリケーション独自のカスタムロジックをローコードで追加しカスタマイズできます。さらに、スクラッチ開発によって独自性の高いユーザーインターフェイスを持つアプリケーション開発も可能です。

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このようにiPLAssの開発は、汎用的な部分はノーコードやローコードで効率よく作ることができ、付加価値が必要な部分は精緻なプログラミングによって実現できるようになっています。

オープンソース版とエンタープライズ版

iPLAssはオンプレミスでもクラウドでも稼働環境を選ばずにどこでも実行可能です。

基本的な機能を備えたオープンソース版が公開されているため、無料で試すことができると同時に、高度なセキュリティ機能やワークフロー機能、ジョブスケジューラ機能などのフル機能を備えた有償のエンタープライズ版も用意されています(オープンソース版エンタープライズ版)。

エンタープライズ版の価格はサポート費用込みでサーバ1台あたり月額20万円(税別)です。利用するユーザー数に依存しないため、ネットに公開するWebサービス基盤にも最適です。

買い切り版やiPLAssの開発元である電通総研が提供するクラウドサービス「iPLAss Cloud」も提供されていますので、用途に合わせて選択可能。

システム開発の生産性向上は多くの企業における共通の課題でしょう。iPLAssはもともと、大手システムインテグレータである電通総研が、自社の開発生産性向上を実現するために2012年から開発を続けてきた基盤であり、すでに多くの実績を備えています。まずはオープンソース版から、その機能を試してみてはいかがでしょうか。

iPLAss オープンソース版
iPLAss エンタープライズ版

(本記事は電通総研提供のタイアップ記事です)

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Junichi Niino(jniino)
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