SwiftコードをAndroidネイティブにコンパイルできる「Skip Fuse」が個人開発者などに無料提供へ

2025年12月1日

SwiftコードでiOSアプリとAndroidアプリを開発できるツール「Skip」を提供しているGlimpse I/Oは、SwiftコードをAndroidネイティブなバイナリにコンパイルできる「Skip Fuse」を、個人など小規模開発者向けに無料提供することを明らかにしました

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一般に、iOSのアプリケーション開発にはSwift言語が、Androidのアプリ開発にはKotlin言語が用いられます。

Glimpse I/OのSkipプロジェクトは、iOSとAndroidの両方に対応したアプリケーションの開発であっても別々のプログラミング言語を用いることなく、iOS用アプリケーションの開発に用いたSwiftコードのみでAndroidアプリケーションの開発にも対応しようというものです。

同社はそのために2つのプロダクトを提供しています。

1つは、SwiftコードをKotlinノードにトランスパイルするトランスパイラの「Skip Lite」。もう1つはSwiftコードをAndroidネイティブなバイナリにコンパイルするツールチェーンの「Skip Fuse」です。

今回、後者のSkip Fuseが個人か2人程度で年間売り上げが3万米ドル以下の小規模事業者向けに無料で提供されます

Skip FuseはSwiftコードをAndroidネイティブにコンパイル

Skip Fuseは前述の通り、Swiftコードを直接ArmベースのAndroidネイティブなバイナリにコンパイルするため、さまざまなオーバーヘッドを回避した高速な実行速度を実現します。

また、SwiftUIで書かれたユーザーインターフェイスからAndroidのUIフレームワークであるJetpack Compose UIに対応したユーザーインターフェイスが生成されます。

これによりAndroidネイティブな見た目と操作感、そして公式のフレームワークによるアップデートや機能追加の恩恵を受けられると説明されています。

SwiftでのAndroid開発への関心が高まる

Swift言語は2カ月前の2025年10月、Androidアプリを開発するための「Swift SDK for Android」をプレビュー公開しました。

これによりSkipのようなサードパーティのツールに頼らずとも、将来的にはSwiftだけでAndroidアプリの開発が可能になることが期待されます。

参考:Apple、「Swift SDK for Android」プレビュー公開。Swift言語でAndroid対応アプリを開発

今回のSkip Fuseの小規模開発者向け無償化は、こうした公式のSwiftの動向によりSwift開発者の間でAndroidアプリ開発への関心が高まったことが背景にあります。

と同時に、公式のSwiftの動向に先んじてSkipエコシステムを個人開発者などにも広げることで、公式SwiftがAndroid対応を正式に果たす前にSkipをできるだけ普及させておこう、という意図があるものと思われます。

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Junichi Niino(jniino)
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