WebAssemblyでサーバレスアプリケーションを開発するフレームワーク「Spin」がバージョン1.0に到達

2023年3月30日

WebAssemblyに特化したスタートアップFermyonは、WebAssemblyでサーバレスアプリケーションを開発するためのフレームワーク「Spin」がバージョン1.0に到達したことを発表しました。

Spinは、WebAssemblyでサーバレスアプリケーションの開発、ビルド、配信、実行などを実現するためのオープンソースとして開発されているフレームワークです。

「spin new」コマンドでテンプレートが生成され、「spin build」コマンドでコンパイル、「spin up」コマンドでローカルにアプリケーションが実行可能です。

対応する言語はRust、TypeScript、Python、TinyGo、C#。その他AssemblyScript、C/C++、Python、Ruby、Zigなどの言語も利用方法がドキュメント化されています

Spinを用いることで、これらの言語でHTTPリクエストに対応したインターフェイスを備えたサービスを記述し、WebAssemblyにコンパイルし、イベントドリブンに実行可能になります。

Spinで開発されたアプリケーションは、ローカル環境やKubernetes環境に配置して実行できるほか、Spinの開発元であるFermyonではFermyon Cloudを昨年からパブリックベータで提供しています。

参考:WebAssemblyでクラウドネイティブを実現するクラウドサービス「Fermyon Cloud」がオープンベータで登場

同社としてはSpinが広まることで、それに最適化された実行環境であるFermyon Cloudの存在感を高めたいというところでしょう。

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Junichi Niino(jniino)
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