ノーコード/ローコード開発ツールは情報シス部門とSIerの新たな関係を作り出す[PR]

2021年9月6日

企業内でシステム内製化を促進できる開発ツールとして、プログラミングが不要、もしくは簡単なプログラミングによってシステム開発を行える「ノーコード/ローコード開発ツール」が注目されています。

しかし、プログラミングが容易になり内製が進むことで、ユーザーにとってSIerやベンダの役割は不要な存在になるのでしょうか?

7月6日、7日の2日間にわたって行われたオンラインイベント「Forguncyカンファレンス2021」では、2日目のセッションでSIerがどのようにノーコード/ローコード開発ツールと向き合い、ユーザーと新たな関係を築こうとしているのか、実例が紹介されました(1日目の内容を紹介した記事はこちら)。

システム内製化を促進する、ベンダとの新たな関係作り

fig 株式会社アネステック 有働亮次氏

ノーコード/ローコード開発ツールを用いた、ユーザーとSIerとの新たな関係を事例として紹介したのが株式会社アネステック ビジネスイノベーション統括本部 有働亮次氏です。

一般的には、ユーザー企業はSIerに対してシステム開発を依頼すると、SIerは開発したものを成果物として納品する義務を負い、ユーザーは完成されたシステムの納品に対して対価を支払います。

しかし、内製化ツールとしてノーコード/ローコード開発ツールを利用した場合、ユーザー自身がスピード感を持って開発を進めることができる、などの利点が生まれます。この利点を生かすために、SIerはこれまでとは違う形でユーザーに関わることになります。

有働氏のセッションでは、その具体的な事例がいくつか紹介されました。

1つ目が、モック開発とその後の問い合わせ対応です。

設計書を基にSIerがモックを作って納品し、あとはユーザー自身が内製して機能追加や変更をしていくわけです。そして分からないことなどがあればSIerに問い合わせをします。

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この利点として挙げられたのが、機能追加などについては内製化によりユーザー自身のスケジュール感で開発が進められること。開発においても、自分たちの思いをそのままダイレクトに機能に反映できること。そして外注経費を抑えられることなどです。

ただし、これを実現するにはある程度ツールを理解し使いこなさなければならないという条件があります。

この部分に不安がある場合は、例えば追加したい機能に関連したツールの機能などの勉強会をSIerがユーザーに提供する、といったことも考えられるとしています。

もう1つの例が、モックの部分も初期開発として請負で開発し、納品。その後はユーザー自身で追加実装していくというもの。

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このとき、ユーザー自身による修正や追加実装で相談を受ける、あるいは問い合わせ対応といった関係となります。ここでも必要に応じて、勉強会などをユーザーに対して行うこともあるとしています。

ノーコード・ローコードツールによる業務システム内製化を阻む要因とその対応策

fig 有限会社グラスパブル 松田孝氏

続くセッションに登場したのは、有限会社グラスパブル 代表取締役 松田孝氏。

松田氏も、情報システム部門がForguncyのようなノーコード/ローコード開発ツールを用いて内製化を進めるにあたり、その支援策としてのサポートとしてトレーニングや環境構築などを提供すると説明。

そのうえで「現場向けのトレーニングの場合は、開発もさることながら、データベースってそもそもどういうもので、どういう風に設計するのか、といったところに重きを置いて説明している」とポイントを紹介しました。

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特に現場の部門が中心になってノーコード/ローコード開発ツールで開発を行うと、表計算をベースにデータベースのテーブルを作りがちで、これが設計時の大きな障害になると指摘。データベース設計については、Forguncyのように本格的なデータベースとの接続が可能な開発ツールでは、やはりSQLの知識があるとぐっと使える幅が広がると言います。

また、セキュリティの設計やサーバの動作監視を行うことで、異常が発生したらすぐに対応できる体制など、運用面での支援も行っていると。

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さらに「ノーコード/ローコード開発ツールの導入で開発は簡単になるが、そのための設計に手間がかかるのであれば意味がない」とも指摘。

システムの設計を迅速に行えるように、業務フローの設計にはMermaid記法で現状の業務フローと、あるべき業務フローを書いて、そこから設計を行う手法なども勧めているとしました。

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Forguncyの導入実績から見る検討・導入の進め方

fig グレープシティ株式会社 内海和哉氏

最後のセッションに登場したのは、グレープシティ株式会社 Enterprise Solutions事業部 内海和哉氏。

内海氏は、ノーコード/ローコード開発ツールとしてのForguncyが、7割以上のユーザーで内製での開発に使われていることを紹介。

外製として開発会社に開発を依頼する場合でも、将来的には内製できるようにするために、開発ツールにForguncyを選択しているのではないかと内海氏は推測。また、ユーザーとSIerが協力して開発を行う共創も割合としては増えてきているように感じるのこと。

内製にあたっては、不明な点などについてテクニカルサポートが重要になりますが、同社のアンケートではテクニカルサポートの満足度が92%だと。

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「ただ、テクニカルサポートも万能ではありません。アプリケーションの開発依頼、不具合個所の特定、こういったテクニカルサポートでは対応できない場合も、パートナーが提供する導入支援サービスでは対応可能かと思います」(内海氏)

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そうしたパートナーが提供するサービスでは、要件定義のコンサルティングや受託開発、トレーニングなど、顧客の要望に合わせたスタイルでサービスを提供できるため、ぜひ活用してほしいと呼びかけました。

Forguncyカンファレンス2021をオンデマンドでご覧いただけます。
≫視聴申し込みはこちら


ノンプログラミングWebアプリ作成ツール - Forguncy(フォーガンシー)| グレープシティ株式会社 |

(本記事はグレープシティ提供のタイアップ記事です)

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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