「Apache Cassandra 4.0」正式リリース。スループットが25%向上、データの一貫性も強化、監査ログ機能も

2021年8月2日

代表的なNoSQLデータベースの1つであるApache Cassandraが6年ぶりにメジャーバージョンアップを果たし、「Apache Cassandra 4.0」が正式リリースとなりました。

Apache Cassandraは、キーバリュー型のNoSQLデータベースです。分散処理に対応したスケーラブルな構造を備え、単一障害点(Single Point of Failer:SPOF)がなく、ノードを追加していくことで自動的に性能が向上していくという特徴を備えています。

Appleが1000以上のノードのクラスタで100ペタバイトを超えるデータを扱い、Netflixでも100以上のノードのクラスタで6ペタバイトを超えるデータを保存しているなど、大手企業でも使われています。

Apache Cassandra 4.0では、リードとライトのスループットが25%向上し、よりスケーラブルなアーキテクチャに改善。結果整合性についてもレプリカ間の同期の最適化によりさらに高速になり、データの一貫性がより強化されました。

データ圧縮も改善され、ストレージ効率とリード処理の高速化が実現。

Apache Cassandraの開発言語であるJavaもJava 11を実験的にサポート。これに伴って、ガベージコレクターによる処理の停止時間が数ミリ秒に短縮されています。

監査ログ(Audit log)機能が追加されたことで、ユーザーの操作を捕捉することも可能になりました。また、データベースの状況を示すシステムテーブルの内容を新機能Virtual Tablesを用いてCQLで簡単に読み出すことができるようになりました。

そのほか主な新機能はドキュメント「New Features in Apache Cassandra 4.0」をご覧ください。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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