アトラシアン、今後はクラウドサービスにフォーカス。買い切り型のソフトウェアライセンスは販売終了と発表

2020年10月20日

アトラシアンは来年、2021年2月をもって買い切り型のソフトウェアライセンスは販売を終了し、クラウドサービスで同社製品を提供することにフォーカスすると発表しました日本語版)。

アトラシアンは、プロジェクト管理ツールの「Jira」やコラボレーションツールの「Confluence」、タスク管理の「Trello」など、おもにソフトウェア開発者を支援するためのソフトウェアを提供している企業です。

同社製品の多くは同社が提供するクラウドサービスとしてすぐに利用できるだけでなく、パッケージソフトウェアとしてライセンスを購入し、インストールして利用することもできるようになっています。

このライセンスには小規模ユーザー向けで買い切り型の「サーバー」ライセンスと、大規模ユーザー向けで1年ごとのサブスクリプション型の「Data Center」ライセンスがあります。

今回同社は、サーバーライセンスについて2021年2月で販売を終了とし、そこから3年後の2024年2月にはすべてのサーバー製品についてバグフィクスなどの提供を含むサポートを終了。クラウドへの移行を検討するユーザーには特典プログラムを用意するとしています。

Data Centerについては販売を継続し強化も続ける一方、2021年2月以降の新規サブスクリプションについては値上げが予定されています。

自社のミッションを達成するためにクラウドへのフォーカスを明確にする

アトラシアンがクラウドサービスとして同社製品を提供することにフォーカスする理由について、同社のブログ「Accelerating our journey to the cloud, together」で次のように説明されています。

when it comes to our mission of unleashing the potential of every team – including yours – you need us to move faster and go even further. In response, we are announcing changes to our server and Data Center offerings in order to sharpen our focus as a cloud-first company.

皆様を含むあらゆるチームの可能性を引き出すという弊社のミッションを実現するために、私たち自身もより速く、より遠くへと動く必要があります。そこで、クラウドファースト企業としてのフォーカスをより明確にするために、「Server」と「Data Center」の提供変更を発表します。

買い切り型のパッケージソフトウェアビジネスを提供してきた企業にとって、製品のクラウド化とそれに伴うサブスクリプションモデルへの移行は成長戦略上避けて通れない道でしょう。

例えばアドビやマイクロソフトなどはこれを成功させ、自社のソフトウェアビジネスをより大きく成長させてきました。果たしてアトラシアンは同じような成功をつかめるでしょうか。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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