Kubernetes 1.19正式版がリリース。Ingress APIが正式版に、サポート期間は9カ月を1年に延長

2020年9月3日

オープンソースとして開発されているコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」の最新版「Kubernetes 1.19」正式版がリリースされました。

これまでKubernetesは3カ月程度でバージョンアップが行われてきましたが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大や、おもに米国におけるブラック・ライブズ・マターによる混乱などの影響により、前バージョンから約6カ月ぶりのバージョンアップとなりました。

サポート期間が9カ月から12カ月へ延長

Kubernetesは、あるバージョンがリリースされてから9か月間をサポート期間都市、セキュリティフィクスなどのパッチやマイナーバージョンアップが提供されてきました。

これが今回のKubernetes 1.19から12カ月へと延長されます。

これはKubernetesプロジェクトのLTS(Long Term Support:長期サポート)チームが行ったアンケートで、ユーザーのかなりの部分が9カ月以内のアップグレードに失敗していることが分かったためとされています。

Ingress APIが正式版に

HTTPレイヤのロードバランサーとなるIngress APIは長らくベータ扱いでしたが、今回正式版となりました。

また新機能として、ストレージ容量をチェックできる「Storage Capacity Tracking」、Podのライフサイクルとは関係なくストレージボリュームをプロビジョニングできる「Generic ephemeral volumes」、ストレージシステムの異常を検知し、イベントとして扱える「CSI Volume Health Monitoring」などが追加されています。

ちなみにKubernetes 1.19のリリースに合わせて下記の「リリースロゴ」が公開されています(僕が知る限り初めてのことです)。

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ロゴに描かれている"Accentuate the Paw-sitive"とは今回のリリーステーマで、現在の世界的な状況のなかでもリリースチームが持ち続けた前向きな気持ちを示している、とのことです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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