インテルとSAPが技術的提携を発表。XeonやOptane DCパーシステントメモリなどをSAPのソフトウェアに最適化へ

2019年7月19日

インテルとSAPは技術的提携を発表、インテルのプロセッサや不揮発性メモリなどをSAPのエンタープライズソフトウェアへ最適化していくことなどを発表しました

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具体的には、インテルのXeonプロセッサやOptane DCパーシステントメモリなどを、インメモリデータベースのSAP HANAやSAPのエンタープライズアプリケーション群に最適化していくとしています。

下記はプレスリリースからの引用です。

The technology partnership will aim to further optimize Intel Xeon Scalable processors and Intel Optane DC persistent memory for SAP HANA, while allowing customers to accelerate migration to SAP S/4HANA. Intel and SAP will also work to optimize Intel’s platforms for SAP’s wide range of enterprise applications, including the SAP* Leonardo portfolio of intelligent technologies (artificial intelligence, analytics, internet of things (IoT), big data and blockchain) as well as SAP Business Suite applications.

この技術的提携において、お客様がSAP S/4HANAへの移行を促進すると同時に、SAP HANA向けにIntel Xeon ScalableプロセッサとIntel Optane DCパーシステントメモリをさらに最適化することを目的としています。 IntelとSAPはまた、SAPのLeonardoのインテリジェント技術(人工知能、分析、インターネット(IoT)、ビッグデータ、ブロックチェーン)のポートフォリオを含む、SAPの幅広いエンタープライズアプリケーション向けにも、SAP Business Suiteアプリケーション群と同様にIntelのプラットフォームを最適化するよう努めます。

次世代のサーバではDRAMに加えて不揮発性メモリを活用することで、より高性能なサーバを実現すると見られており、現時点でその不揮発性メモリの最有力候補がOptane DCパーシステントメモリです。

一方、そのDRAMと不揮発性メモリを搭載したサーバの性能をもっとも引き出せるアプリケーションがインメモリデータベースとそれを活用した業務アプリケーションだと見られており、現時点でもっとも先進的なインメモリデータベースの1つがSAP HANAであるといえます。

今回のインテルとSAPの技術的提携は、こうした両社の製品のポジションを相互に理解した上で、より先進的なサーバおよびソフトウェアの組み合わせを実現していこうという取り組みだと考えられます。

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Junichi Niino(jniino)
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