「Cloudflare Workers KV」正式版がリリース。約180個所のグローバルなCDNエッジで提供される大規模分散キーバリューストア

2019年5月30日

CDNプロバイダのCloudflareは、キーバリューストアをマネージドサービスとして提供する「Cloudflare Workers KV」を正式サービスとして提供開始したと発表しました

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Cloudflare Workers KVは、同社がグローバルに展開する約180個所のエッジにあるデータセンターで提供される大規模分散キーバリューストア。

CDNによってWebコンテンツがユーザーに近いエッジから提供されることで、低遅延で高速かつ大規模にコンテンツをユーザーに配信できるのと同様に、ユーザーに近い場所でキーバリューストアを提供できることから、低遅延で高速かつ大規模なキーバリュー型のデータベースサービスを容易に利用できるのが最大の特徴です。

ベータ版から正式版で改善された点として、1つのPUTリクエストで最大1万のキーバリューのペアの書き込みを可能にする「Bulk Writes」、書き込み時に有効期間を設定することで一定期間後に自動的に書き込んだデータが無効になる「Expiring Keys」、書き込める値の最大容量を64キロバイトから2メガバイトに拡張したことなどが追加されています。

Cloudflareではすでに同社のCDNエッジで、JavaScriptとService Workerを実行可能なサービス「Cloudflare Workers」を提供しています。

Cloudflare Workersがロジックを提供しCloudflare Workers KVがストレージを提供するサービスであり、両者を組み合わせることでCDNエッジにて低遅延かつ高速なサーバサイドのアプリケーションを構築することが想定されているわけです。

同社はコンテンツのためのCDNプロバイダが持つネットワークやデータセンターなどのインフラとテクノロジーを基盤として、エッジでアプリケーションをホスティングする役割を持つ企業へと自身を進化させているといえるでしょう。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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