Kubernetesは十分成熟したソフトウェアに到達したとし、CNCFのインキュベーション段階からの卒業を発表

2018年3月7日

Kubernetesなどのソフトウェア開発をホストしている団体「Cloud Native Computing Foundation」(CNCF)は、Kubernetesがインキュベーションステータスから卒業したことを発表しました

CNCFは、同社が開発をホストしているオープンソースソフトウェアのステータスについて、いくつかの段階を設定しています。

「Inseption Stage」(インセプション段階)では、オープンソースのライセンスの設定や知的財産がCNCFに移管されているかなどを確認が確認されます。次の「Incubation Stage」(インキュベーション段階)では、ドキュメントが十分に用意され、健全な人数のコミッタが揃い、開発が進められていることなどが確認されます。

そしてインキュベーション段階から卒業するには、さらにCNCFのCode of Conductに適合し、ガバナンスとコミットプロセスなどが明示的され、事例などが整い、CNCFのTechnical Operating Committee(TOC)の投票によって卒業が認められることになります。

インキュベーション段階から卒業したあとの段階に名前は特に付いていませんが(CNCFから卒業するわけではない)、CNCFのプロジェクトとしてすべてを備えた、フルプロジェクトとでも言うべき段階となるでしょう。

今回のKubernetesにおけるインキュベーション段階からの卒業が何を意味するのか、CNCFのブログに投稿された記事「Kubernetes Is First CNCF Project To Graduate」で次のように説明されています。

It signals that Kubernetes is mature and resilient enough to manage containers at scale across any industry in companies of all sizes. As a graduate, Kubernetes is in an even stronger position to grow faster and sustain a vibrant, healthy and diverse technical community.

これは、Kubernetesがどんな業界のあらゆる規模の企業においても、十分にコンテナを管理できる成熟さとレジリエンスがある、ということを示すものです。卒業にあたり、Kubernetesは、より速く成長し、活気に満ちた、健全で幅広い技術コミュニティを維持できる、これまでにないほど強力なポジションにあるといえます。

Kubernetesの開発はこれまでと変わらず引き続きCNCFで行われますが、ひとつ大きなマイルストーンを達成したといえるでしょう。

あわせて読みたい

Docker Kubernetes コンテナ型仮想化




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本