セールスフォース・ドットコムが新アプリ「do.com」の提供を予告。プロジェクト管理アプリケーションか?
昨日、早朝に行われたオラクルの新製品発表会の記事を書き終え、ふとTwitterのタイムラインを見ると、セールスフォース・ドットコム CEOのマーク・ベニオフ氏が珍しく思わせぶりなツイートをしていました。
Do.com is salesforce's new app to get work done with anyone. Sign up to be the first to receive an invite. www.do.com
日本語に訳すと「Do.comは、誰とでも仕事がこなせるセールスフォースの新しいアプリだ。サインアップすれば最初の招待を受け取れる。www.do.com」という感じです。
do.comはプロジェクト管理アプリケーションか?
さっそくdo.comにアクセスしてみると、メールの登録を受け付けるフォームがあるだけでした。ここに登録しておけば、オープン時に招待してもらえるのでしょう。
セールスフォース・ドットコムは、もともと営業支援のアプリケーションが出発点で、会社名である「Salesforce.com」がそのままサービスの名前を表していました。
同社はその後もこの「ドメイン名=サービス名」をよく用いており、「database.com」はデータベース機能を提供、「chatter.com」はChatterによるソーシャルネットワーク機能を、「data.com」は買収したJigsawやダン&ブラッドストリートによる企業データを提供しています。もちろん買収したHerokuのように例外もあります。
そういう視点で「do.com」を見てみると、ToDo管理のようなプロジェクト管理に求められる機能を提供するサービスが開始されるのではないかと想像できます。
SilliconAngleの記事「Salesforce.com CEO Confirms Forthcoming Do.com Service」では、do.comは今年の2月にセールスフォース・ドットコムが買収した「Manymoon」ではないかと予想しています。
Manymoonを調べてみると、プロジェクト内の複数メンバー内でカレンダー共有、ファイル共有、進捗管理などをGoogle Docの機能と連携して実現するアプリケーションのようです。
セールスフォース・ドットコムがコラボレーションやソーシャルな機能を提供するChatterを2009年11月に発表してからもうすぐ2年がたとうとしています。do.comはChatterに続いて同社の新しいコラボレーション機能の柱となるのでしょうか。
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