ブログの関連記事を自動生成してくれるツールやサービスあれこれ

2009年11月1日

先日の記事「記事下にある「関連記事」のクリック率はどのくらい? 答え、3.37%」で書いたように、ある記事を興味を持って読んでくれた読者に対して関連する記事を紹介することで、読者への利便性を提供するとともに、Webサイト全体のページビューの向上に結びつけることも期待できます。

しかし関連記事を毎回手動で追加するのは手間がかかるし、その時点ですでに書いた記事しか関連記事に登場しません。できれば過去の記事の関連記事として、最近の記事も表示されるようにしたい。

ということで、そんな希望を実現してくれる、関連記事を自動的に表示してくれるツールやサービスを中心に集めてみました。

WordPressのプラグイン

WordPress › Yet Another Related Posts Plugin « WordPress Plugins

この手の機能がもっとも手軽に導入できるのはWordPressのようです。プラグイン「YARPP(Yet Another Related Posts)」は、MITの学生であり、モジラでUbiquityの開発にも関わっていて日本語も話せるアーリーワイン・マイケル芳貴氏が開発したもの。WordPressの作者であるMatt Mullenweg氏も絶賛するなど非常に評価の高いプラグインです。

作者による説明はこちら。

WordPress Related Post for Japaneseは、Yahoo! Japanが提供する日本語形態素解析APIを利用して記事を分析し、関連記事をリストアップすると説明されています。

似たようなプラグインとしてSimilar Postsもあります。

MovableTypeのプラグイン

MovableTypeには、WordPressのプラグインのような動的に関連記事を生成するプラグインを見つけられませんでした。以下に紹介するのは、記事のタグをベースに関連記事を生成するもので、基本的には静的に記事に関連記事を埋め込むため、あとから関連記事が登場しても動的には追加されないようです。

以下は、MovableType 4から追加されたタグ機能を使ってタグベースの関連記事を作成する方法。

また手動で記事同士の関連性を設定すると、それを関連記事として表示するプラグインもあります。

どのブログでも使えるサービス

カンレン.えんとりーず - blogの関連記事を自動表示

ブログパーツのように、記事に貼り付けるだけで関連記事を自動生成してくれるような、手軽に利用できるサービスは3つ、ただし無料で利用できるのは下記の実験的サービス「カンレン.えんとりーず」のみでした。

下記の2つは有償のサービスとなります。

また、関連記事を自動で選んでくれるサービスもあります。この場合、関連記事を示すHTMLが静的に生成され、それを記事ごとに貼ってくことになります。選ぶ手間を省いてくれるサービスといえるでしょう。

もしほかにも情報があればぜひお寄せください。下記のコメント欄か、ツイッターの@publickeyなどでお待ちしています。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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