Mozillaが「Firefox Send」をテスト公開。ブラウザから最大1GBのファイルをアップロード、一度のダウンロードだけ有効なファイル転送サービス
Mozillaは、Webブラウザから利用できるファイル転送サービス「Send」を実験的なプロジェクトであるFirefox Test Pilotとして公開しました。
ファイルをほかのユーザーへ送信する目的で、ファイルをサーバへアップロードし、一時的に発行されるURLを用いて共有するサービスは、例えば国内では「宅ふぁいる便」や「データ便」などがよく知られています。
MozillaのSendは、それらとよく似たサービスです。事前にユーザー登録などを必要とせず、SendのWebサイトを開いてファイル(最大1GBが推奨されています)をドラッグ&ドロップすると自動的にファイルがアップロードされ、24時間だけ有効なURLが発行されます。
このURLをファイルを共有したい相手に送れば、相手はそのURLのWebページからファイルがダウンロードできます。
ファイルが1回ダウンロードされるか、もしくはファイルがアップロードされてから24時間後にはアップロードされたファイルは自動的に消去されます。
Firefox Sendの利用は、Firefoxだけでなくどんなモダンブラウザからも可能。オープンソースで開発されており、GitHubでコードが公開されています。すでにサービスのページや解説のページが日本語化されているため、日本のMozillaコミュニティも積極的に貢献しているようです。
参考
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