Amazon S3に安価な「頻繁にアクセスしないデータ」用オプションが追加。価格は半額程度

2015年9月18日

Amazonクラウドで提供されているオブジェクトストレージサービスの「Amazon S3」に、それほど頻繁にアクセスされないデータのための安価な新オプションが発表されました

Amazon Web Services ブログ: AWS ストレージアップデート - S3 の新しい低コストなストレージオプション & Glacer の値下げ

Amazon S3の新しいオプションは「S3 標準 - 低頻度アクセス (標準 - IA)」(以下、「標準 - IA」)です。英語では「Standard-IA」と表記。IAはInfrequent Access(低頻度アクセス)の頭文字のようです。

これでAmazon S3のオプションは「標準」「標準 - IA」「Glacier」の3つとなりました。

「標準 - IA」は、これまでのAmazon S3の「標準」オプションと同じ、99.999999999%(イレブンナイン)の高い耐久性、低遅延、高いスループットを提供し、セキュリティとアクセス管理の機能、ライフライクルポリシー、クロスリージョンレプリケーション、イベント通知を含む機能もそのままです。

一方で「標準 -IA」は「標準」より容量当たりの月額料金が安価に設定されています。

米国スタンダードの料金で比較すると、「標準」オプションでは最初の1TBはギガバイト当たり月額0.03ドルなのに対し、「標準 - IA」オプションでは0.0125ドルと半額以下。

東京リージョンでの料金では、「標準」オプションでは最初の1TBの1ギガバイト当たりの月額料金は0.033ドル。「標準 - IA」オプションでは0.019ドルとなっています。

ただし「標準 - IA」は最小で30日間分の課金となり、128KB未満のオブジェクトも128KBの容量とみなされ、データの取り出しにはギガバイト当たり0.01ドルがかかります。

Amazon S3には、より安価にデータを保存するオプションとしてAmazon Glacierがありますが、Glacierは容量当たりの単価が非常に安価な一方、取り出しに時間や手間がかかりました。新しく登場した「標準-IA」オプションはGlacierほど安価ではありませんが、これまでのAmazon S3と同じ使い勝手となりアプリケーションもそのまま使えるため、より手軽にAmazon S3の利用コストを削減する手段となりそうです。

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タグ : Amazon , IaaS , クラウド , ストレージ



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