オラクル、WANをSDN化するCorenteを買収。オンプレミスとクラウドをシームレスに接続

2014年1月9日

米オラクルはWAN向けにSoftware-Defined Networkingのソリューションを提供する企業Corenteの買収を発表しました

Oracle Buys Corente

CorenteはSoftware-Defined Networkingの技術を用いて、パブリッククラウドとオンプレミスなどをシームレスに接続するソリューションなどを提供している企業です。

オラクルはこの買収によって、企業のデータセンターとクラウドの接続性を高め、迅速にサービスを展開できるとしてます。プレスリリースから引用しましょう。

Together, Corente and Oracle are expected to deliver a complete technology portfolio for cloud deployments with SDN offerings that virtualize both the enterprise data center LAN and the WAN, dramatically decreasing time to deployment of services and increasing security and manageability across the enterprise ecosystem.

Corenteとオラクルの組み合わせは、企業向けデータセンターのLANとWANのいずれもSDNによる仮想化によってクラウドへと展開していくことが期待できる。これによってサービスの展開を劇的に迅速化し、セキュリティや管理性を向上させることができる。

クラウド技術を一通り持つオラクル、今年は統合製品が登場か

オラクルは2012年7月にInfiniBandを用いたI/O仮想化ベンダのXsigoを買収。データセンター内のSoftware-Defined Networkに関してはInfiniBandを物理媒体として用い、その上で仮想イーサネットや仮想スイッチをソフトウェア的に制御することで実現するという、同社独自の戦略を明らかにしています。

関連記事:オラクルの仮想ネットワーク戦略は、InfiniBandの上に構築される

今回の買収は、多くの企業がオンプレミスとパブリッククラウドを併用することを前提に、両者をスムーズに接続するためのテクノロジーをオラクルが手に入れるためのものだといえそうです。

オラクルは昨年の3月にはクラウド基盤ソフトウェアのNumbulaも買収しています。

関連記事:オラクル、クラウド基盤ソフトのNimbula買収を発表。自社製品にクラウド機能を統合へ

つまり、仮想化ハイパーバイザのOracle VM、クラウド基盤ソフトウェアのNimbula、SDNとネットワーク仮想化のXsigo、WAN対応SDNの今回買収したCorente、そしてストレージ製品群と、オラクルはクラウドを構築するための基本的なテクノロジーはほぼ揃えていることになります。

ただし、まだこれらが統合されたクラウドソリューションとして登場していません。今年は、こうした製品群を統合したクラウドソリューションがオラクルから登場することになるのではないでしょうか。

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タグ : Oracle , Software-Defined Network



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