PR:さくら田中×はてな田中対談が実現! さくらのクラウドはどこへ向かう? 第9回さくらの夕べin京都

2013年7月23日

「はてなさんのCTOのお名前が田中さんだと知ってから、いつかはうちの社長と田中×田中対談をしたいと思っていたのが、ついに実現しました!」。7月1日に京都で開催された「第9回さくらの夕べin京都」。司会を務めたさくらインターネットの広報担当者が、やや興奮した口調でこう説明したセッションが行われました。

京都ではじめて行われた「さくらの夕べ」では、さくらのクラウドの新価格発表、はてなの村松雄介氏による、はてなでのSSD利用状況についてのセッションに続き、打ち合わせなしでのはてな田中×さくら田中対談が行われました。

さくら田中×はてな田中対談

株式会社はてな 執行役員 CTO 田中慎司氏、さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中邦裕氏

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はてな田中 はてなでCTOをやっている田中と申します。さくらさんとのお付き合いは2007年くらいからですかね。

さくら田中 そうですね。グリーさんからご紹介いただきました。

はてな田中 2007年くらいから、さくらさんのデータセンターを使わせていただいていて、うちのシステムは全面的にお世話になっています。

さくら田中 さくらインターネットの田中と申します。はてなさんとは長いおつきあいで、むかし支社が京都のこのあたりにあって、たまにお邪魔していたりしていました。まあ、本当に邪魔をしていたんじゃないかと。(笑)

世界中のお客様に、さくらのクラウドを使ってほしい

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はてな田中 先ほど、さくらのクラウドのロードマップの話などを聞かせていただいたのですが、将来はどう考えていらっしゃるのか、そのあたりの話をうかがいたいですね。

さくら田中 そうですね。どういうお客様に使っていただきたいかというと、それはやっぱり世界中のお客様です。ただ、データセンターを海外に作って世界進出というのはではなくて、いつのまにか世界の人が使っている、というのがいいなと思うんです。

弊社の約款には国内の人しか使っちゃダメ、と書いてあるのですが、少なくともそれは何とかしなくちゃいけない。コンパネ(コントロールパネル)やWebの説明、そしてサポート。この3点は海外対応しなくてはいけないと思っています。

クラウドのサービスの幅で言うと、SaaSみたいなものは得意ではないのでそこはパートナーの方々と一緒にやっていきたいなと思います。ただ、IaaSは、昔ISPがたくさんあったのに今はほとんどなくなったようにIaaSもだいぶなくなると思うので、そういう中でちゃんと生き残れるIaaSになりたいと。それからPaaSもやりたいと、レンサバ(レンタルサーバ)的なものとして。

はてな田中 IaaSでは物理サーバのノウハウを大事にされていて、オンプレミスでやっていた我々からするとノウハウがそのまま使えていいなあと思うのですが、PaaSはインフラ部分がブラックボックス化しがちです。その辺のバランスはどうお考えですか?

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さくら田中 私は個人のWebサイトを持っていまして、最初はVPS(仮想プライベートサーバ)でやっていたのですが、PHPのバージョンアップとかすごく面倒くさくってやる気にならないですし(笑)、メールの設定だとかログがあふれたとかも面倒で。それでレンサバでやっています。

「進撃の巨人」ってご存じですか。いまアニメ化されてすごく流行ってますが、あれのロゴジェネレータを個人的に作りまして、公開したらすごく当たって1日で100万ページビュー以上来たんですね。ただ、動的サイトでロゴを作るので負荷が大変なんです。さくらのクラウドでスケールさせていたのですが、おりしもその日は株主総会で、そんなことやってる場合じゃなかったんですが(笑)、iPadからサーバのクローンを作りまして。IPアドレスだけ変えて同じ設定でクローンしてくれるという、さくらのクラウドのすごく便利な機能があるのですが、これで12台までスケールアウトさせました。

でも、サーバがあがるのを待っているのも面倒ですし、ロードバランサーのIPアドレスを忘れたりして、そういう経験するとIaaSはあかんな、と思うわけです。(笑)

正直、僕はよく言うんです。さくらのクラウドとかVPSとか、ああいうのはあかんと。Gmailとか、はてなのブログとかはやっぱりクラウドですよね。ああいうサーバ側でちゃんとスケールしてくれるものこそ本当のクラウドだと思います。PaaSをやりたい、というのはこういう考えからです 。

レンサバのMySQLがけっこう人気

はてな田中 ストレージはAmazon S3のAPIがスタンダードになりつつありますが、データベースはまだそういうちゃんとしたものは開拓されていなくて、Amazon RDSもMySQLがずいぶんナマで見えるので、もう1つ2つ、進化するのではないかと思います。

さくら田中 さくらのレンサバのMySQLはけっこう人気で、レンサバのMySQLだけ使わせてくれ、という話がときどきあります。ビジネス向けの「マネージドサーバ」というサービスでは、IP制限をかければ他のサーバからMySQLにアクセスできるようになっていますが、けっこうデータベースだけ使う人が増えてきてますね。

はてな田中 PaaSではHerokuなどいろいろありますが、あまりデータベースがスマートにスケールする実装は見たことがなくて、ある程度の規模で使えるクラウド的なデータベースが、これからどう提供されるようになるのか、興味があるところです。

さくら田中 スケーラビリティはSQLだとどうしても制限があるという気がしていて、KVS(キーバリューストア)とかでやるのがいいと思います。ただ、やっぱりスケールアウトと料金の安さはなかなか両立しない気がします。

はてな田中 クラウドベンダとしては、どんどんスケールアウトしてもらう方がお客さんからお金をとれるので、データベースをチューニングして性能を高めるようなインセンティブはなくなってしまうのかもしれませんね。(笑)

さくら田中 そういえば我々もSSDをけっこう推しているのですが、SSDにすると確実に(お客様が利用する)サーバ台数が減るんですね。いままで100台使っていたのが30台とか20台とかになりますね。サーバ事業者としてはなかなか悩ましいです。(笑)

京都への思い入れは?

司会 では会場から質問を受け付けてみましょうか?

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会場から質問 私は、はてなのブログも、さくらのレンサバも長いこと使わせてもらってます。どちらも京都が創業の地ということで、はてなさんはいちど東京へ行って戻ってきたりもしていますが、お二人に京都への思い入れなどはあるでしょうか?

はてな田中 はてなはもともと京都で創業して、東京へ一時期行って、京都に戻ってきたのですが、いまは京都が本社です。ここをアイデンティティにしてやって行けたら、と思っています。

さくら田中 うちは、たぶん広報の人は京都市内と舞鶴(さくらインターネットの創業地)とがどれだけ離れているか知らなくて「京都が創業の地」と言っていますが(笑)、全然場所が違っててなんだか申し訳ないなと思います。ただ、京都はすごく思い入れがあって、東京以外に支社を作った唯一の場所が京都でした。一時期はデータセンターもここに置いていました。京都に来るとみなさんやさしくしていただいて。(注:現在は大阪本社と東京支社のみで、京都に支社はない)

いまは京都に来ると「ああ、大阪からきはったんかぁ」と言われて、やっぱり京都に支社があった方がいいかなとは思いますが、支社を出す予定があるかというと……。ただ京都を愛して35年です、はい。(笑)

会場から質問 はてなさんは東京から京都に戻ってくるとき、社員の反発はなかったんですか? 「東京に行く」というと行く人は多いのですが、東京から動くのはいやがる人がいっぱいいるようなので、どうなのでしょうか。

はてな田中 そういうのがあったかどうかというと、部分的にはありました。ただ、京都に完全移転ではなくて、いまも東京に支社があって二拠点体制でやっているので、東京に居たい人は東京で働けるような形にしています。

さくら田中 ウチの会社だと、東京に移った人が大阪に帰ると言って大阪に帰ってきた人はいますね。わたしはできれば大阪にいたいです。(笑)

司会 ではそろそろ時間ですので、お二人から一言ずつお願いします。

はてな田中 今回はじめて「さくらの夕べ」に出させてもらったのですが、とても面白かったです。さくらさんが物理層を大事にするのはいいと思いましたし、今後のPaaSなどにも非常に期待しています。

さくら田中 はじめての「さくらの夕べ」京都開催でこれだけの方に来ていただいてありがとうございます。はてなさんにも来ていただいて、面白い話が聞けてうれしかったです。ありがとうございました。

(本記事は、さくらインターネット提供のタイアップ記事です)

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カテゴリ クラウド
タグ  IaaS , PR , さくらインターネット


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