マイクロソフト、Silverlight 5発表。HTML5にもSilverlightにもWPFにも投資していく

2010年12月6日

マイクロソフトは12月2日(現地時間)、本社にてイベント「Silverlight Firestarter」を開催し、Silverlightの次期バージョンとなるSilverlight 5を発表しました。

マイクロソフトは11月に行われたPDC 10で同社CEOのスティーブ・バルマー氏がHTML5への注力を明確にしており、Silverlightの役割が大幅に縮小されるのではないか? といった危惧が報道され、それに対してマイクロソフトが火消しに回るといったことがありました。

PDCやMIXといったマイクロソフトの定例的なイベントではなく、「Silverlight Firestarter」という突発的なイベントを開催してメジャーバージョンアップを発表する背景には、こうしたSilverlightへの危惧を払拭する狙いがあったのかもしれません。

イベントの内容を紹介しましょう。

Silverlight 5発表。メディアとプラットフォーム

いつも赤いシャツで登場するスコット・ガスリー氏。

fig

顧客はリッチメディアを求めており、それは1つの技術ではなくさまざまな技術で実現されるものだ。だからマイクロソフトのゴールはテクノロジーポートフォリオである。HTML5にもSilverlightにも、WPFにも投資していく。

fig

その中で今日はSilverlightにフォーカスし、その将来について紹介しよう。Silverlight 5をここに発表する。

fig

Silverlight 5は、強力なメディア機能と、開発者のためのプラットフォームを提供する。まずはメディア機能から紹介する。Silverlight 5はHDコンテントをWebに提供するリッチなプラットフォームだ。

fig

ネットブックでもHDビデオがスムーズに表示できるハードウェアデコード機能。再生スピードを可変にできるなどのトリックプレイ。ビデオを見ているときにはスクリーンセーバーを止めるといったパワーマネジメント。そしてリモートコントロールのサポート。

また、クライアントに投資するだけでなく、サーバにも大きな投資をしている。数週間前にIIS Media Services 4をリリースした。

fig

SilverlightをサポートしてないiPhoneやiPadのようなデバイスには、ネイティブフォーマットでストリーミングし、対応する。

fig

IIS media services 4は無償で提供され、Windows Azureでもサポートされる。

開発プラットフォームとしての主な機能もみていこう。

fig

Data Binding Debugging、Markup Extensions for MVVMなど、WPFのフィーチャーをSilverlightにも組み込んだ。生産性を向上させるための機能追加だ。

fig

また、WS-Trustをサポートし、トレーディングアプリケーションのようなリアルタイム性が必要なものに有用な低レイテンシネットワーキングをサポートする。

fig
fig
fig

リリーススケジュールは、来年の春にベータ版の提供、そして来年の終わりに出荷予定だ。

fig

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

タグ : Microsoft , Silverlight



≫次の記事
IPv4アドレスの枯渇のX-Dayは来年3月3日との予想
≪前の記事
Silverlight、Java、そしてREST。2010年11月の人気記事と運用報告

Loading...

Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。新しいオンラインメディアの可能性を追求しています。
詳しいプロフィール


Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



Publickey 最新記事 10本

Publickey Topics 最新記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig

fig



blog comments powered by Disqus