Google Cloud、FirestoreのMongoDB互換機能を正式リリース。MongoDB関連のソフトウェアがFirestoreで利用可能に

2025年9月2日

Google Cloudは、マネージドデータベースとして提供しているCloud Firestoreの新機能としてMongoDBとの互換機能を正式リリースしたことを発表しました。

Cloud Firestoreは柔軟なデータを保存できるJSON型データに対応したNoSQLデータベースです。サーバレスなマネージドサービスとして提供されており、事実上無制限のスケーラビリティを備えています。

統合的なモバイルバックエンドサービスを提供するFirebaseのメインのデータストアとしても利用されています。

Firestoreはスケーラブルかつ高性能な優れたマネージドデータベースの1つとして知られていますが、一方で市場にはJSON型データに対応したNoSQLデータベースとして非常に人気の高いMongoDBが存在しており、以前からFirestoreに対してMongoDBとの互換性を実現する要求が高まっていました。

今回それが実現したことになります。

MongoDB関連のソフトウェアがFirestoreで利用可能に

FirestoreのMongoDB互換機能は、Firestore上にMongoDB APIが実装されています。

これによりデベロッパーはMongoDBドライバを利用し、MongoDBに対応したアプリケーションのコードを変更することなくFirestoreに接続してデータの読み取りと書き込みが行えるようになっています。

そのためMongoDB対応のアプリケーションやMongoDB関連のエコシステムがFirestoreで利用可能になると、次のように説明されています。

With this launch, the 600,000 active developers within the Firestore community can now use existing MongoDB application code, drivers, and tools, as well as the open-source ecosystem of MongoDB integrations with Firestore's distinguished serverless service.

今回のサービス開始により、Firestoreコミュニティ内の60万人のアクティブな開発者は、既存のMongoDB対応アプリケーションコード、ドライバ、ツール、およびMongoDB関連のオープンソースエコシステムを、Firestoreの卓越したサーバーレスサービスで利用できるようになりました。

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