Docker Desktop 4.12登場。ターミナル機能の統合、containerdによるイメージ管理、Dockerボリュームのバックアップなど新機能

2022年9月16日

WindowsやMacなどのローカル環境に簡単にDockerコンテナを用いた開発環境を導入できるソフトウェア「Docker Desktop」の最新版「Docker Desktop 4.12」がリリースされました。

主な新機能の1つ目はターミナル機能の統合です。自動的にそのOSのユーザーのデフォルト設定を読み取って、設定されているターミナルをDocker Desktop内で起動します。ユーザーはDocker Desktopを離れることなく使い慣れたターミナルからコマンドラインでの操作が可能になります。

fig

2つ目はDockerイメージの管理にcontainerdが使われるようになることです。まだ実験的実装の段階ですが、Dockerイメージの保存やプッシュ、プルといった管理にはDocker独自の実装であるグラフドライバーが用いられていました。

今回のDocker Desktop 4.12からは、このグラフドライバの代わりにcontainerdの機能であるSnapshotterが用いられ、containerdの機能を呼び出してイメージ管理が行われるようになります。

これによって他のcontainerdを用いた環境との整合性や互換性がより高くなると説明されています。

3つ目の主な新機能はDockerボリュームのバックアップ、クローン、リストアなどの操作がDocker Desktopから容易に実行できる「Docker Volumes Backup&Share」です。

fig

さらに詳細な新機能やDocker Desktop 4.12のダウンロードはリリースノートのページを参照してください

Tags: Docker コンテナ型仮想化 開発ツール Docker Desktop

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本