「Google Cloud VMware Engine」正式リリース。Google Cloudのベアメタルサーバ上にVMware環境を構築

2020年7月1日

Googleは、Google Cloud上でVMware環境をマネージドサービスで提供する「Google Cloud VMware Engine」の正式サービス開始を発表しました。

Google Cloud VMware Engineは、vSphere、vCenter、vSAN、NSX-T、HCXなどにより構成されるVMware Cloud FoundationのスタックをGoogle Cloudのベアメタルサーバ上に構築、Google Cloudの純正サービスとして提供するというものです。

これによりオンプレミスのVMware環境を容易にGoogle Cloudへ移行することができると同時に、Google Cloudのコンソール上で既存のGoogle CloudとGoogle Cloud VMware Engine上にあるVMware環境を統合的に管理できるようになります。

Google Cloud VMware Engineを提供するベアメタルサーバは、通常2.6GHz、最大3.9GHzクロックの第二世代のXeonプロセッサ搭載、768GBメモリ、19.2テラバイトのデータ容量、NVMeのオールフラッシュストレージによるVMware vSAN構成、そして100Gbps、可用性99.99%の高速ネットワークで接続されています。

サーバとストレージはシングルテナント構成で、ほかのユーザーと共有されることはなく、プライバシーとセキュリティを高度に保つとのことです。

利用可能なリージョンは現時点で米東4(アッシュバーン、北バージニア)、米西2(ロサンゼルス、カリフォルニア)。今年後半にその他のリージョンにも拡大していく予定。

VMware Solutionを提供していたCloudSimpleを買収

Googleは2019年8月に、Google Cloud上でサードパーティがVMware環境を構築し、マネージドサービスとして提供する「Google Cloud VMware Solution」を発表していました。

そしてその数カ月後の2019年11月、Google Cloud VMware Solutionを提供するサードパーティであるCloudSimpleの買収を発表。これにより、Google自身がファーストパーティとしてGoogle Cloud上のVMware環境を提供することは時間の問題でした。

そして予想通り先月、2020年5月に「Google Cloud VMware Engine」が発表され、そして今回の正式サービス提供となるわけです。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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