BlazorでiOS/Androidネイティブアプリケーションを開発可能にする「Mobile Blazor Bindings」、マイクロソフトが発表

2020年1月16日

マイクロソフトはWebアプリケーションフレームワーク「Blazor」を用いてiOSとAndroidに対応したネイティブアプリケーションを開発可能にする実験的なプロジェクト「Mobile Blazor Bindings」を、1月14日(日本時間1月15日未明)に開催されたオンラインインベント「.NET Conf Focus on Blazor」で発表しました

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Blazorは、C#と.NET Coreを用いてWebアプリケーションの開発を可能にするフレームワークです。JavaScriptを用いず、C#によるプログラミングだけでSPA(Single Page Application)のWebアプリケーションなどを開発できるため、.NETの知識や経験をWebアプリケーションに活かせると同時に、Visual StudioなどC#に対応した豊富な開発ツールによる開発生産性の向上を期待できるといったメリットがあります。

「Mobile Blazor Bindings」は、BlazorのコードからGPSやカメラ、Bluetoothなどの機能を呼び出せるようにすることで、完全にネイティブなモバイルアプリケーションの開発の実現を目指すプロジェクトです。

この実験的プロジェクトの目標について、「Announcing Experimental Mobile Blazor Bindings」から一部を引用します。

Many developers delight in using XAML and Xamarin.Forms to craft beautiful native mobile apps. We have heard from a set of developers that come from a web programming background that having web specific patterns to build mobile applications would be ideal for them. The goal of these bindings is to see if developers would like to have the option of writing markup and doing data binding for native mobile applications using the Blazor-style programming model with Razor syntax and features.

多くの開発者はXAMLとXamarin.Formsを使用して美しいネイティブモバイルアプリケーションの開発をを作成することを楽しんでいます。一方、Webプログラミングのバックグラウンドを持つ一連の開発者からは、Web固有のパターンでモバイルアプリケーションを構築できれば理想的であるという意見も聞きました。

今回のバインディングの目指すところは、開発者がRazorの構文(訳注:RazorはBlazorのレンダリングエンジン)と機能を備えたBlazorスタイルのプログラミングモデルを用いてネイティブモバイルアプリケーションのマークアップやデータバインディングを行う、という選択肢を望むのかどうかを知ることにあります。

Blazorはもともと、C#だけでWebアプリケーションなどを開発可能にする実験的なプロジェクトとして始まりましたが、現在ではBlazorはサーバサイドやデスクトップアプリケーションの開発の実現にも乗り出しており、まさに急成長中のプロジェクトといえます。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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