オープンソース版Cassandraよりレイテンシ半分、スループット2倍の商用版Cassandra「DataStax Enterprise 6」リリース

2018年4月18日


NoSQLデータベースとして知られるApache Cassandraの開発元であるDataStaxは、Cassandraをベースにした商用版ソフトウェア「DataStax Enterprise 6」のリリースを発表しました

DataStax Enterprise 6は、オープンソース版Cassandraに比べてレイテンシが半分、スループットが2倍の高性能を実現し、ノードに障害が発生した場合の自動修復機能、ダウンタイムゼロでのパッチ対応などの機能を備えています。

DataStax Enterprise 6の主な新機能

DataStax Enterprise 6のベースとなっているApache Cassandraは、いわゆるNoSQLデータベースと呼ばれるオープンソースの分散データベース管理システムです。

キーバリュー型と呼ばれるシンプルなデータ構造と、分散処理などによる高速なデータの書き込みおよび読み込みなどを大きな特徴としていますが、現在ではJSON型のデータ対応や、SQLに似たクエリ言語の「Cassandra Query Language」(CQL)によるデータのジョインなども可能になっています。

DataStax Enterprise 6では、ストレージエンジンの内部で非同期処理を採用するなどの最適化によって、オープンソース版Cassandraと比べてレイテンシが約半分になり、さらに内部でのデータ圧縮処理を改善したことでスループットも2倍以上に改善されています。

また大量のデータをアップロードする「DataStax Bulk Loader」は、既存のアップロードツールと比較して4倍高速にデータをアップロードできるようになったとのことです。

運用中のクラスタのノードに障害が発生した場合でも自動修復機能が働き、アップグレードサービス機能では、パッチの適応をダウンタイムなしで自動的に実現。管理者によるマニュアル対応を極力小さなものにします。

関連記事

Cassandraのストレージエンジンを入れ替えて高速化したRocksandraをInstagramが公開しています。今後、Cassandra本体へもプラガブルなストレージエンジン構造への変更などを反映していくとされています。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly


≫次の記事
AWSを基盤に用いたレンタルサーバ「Zenlogicホスティング Powered by AWS」提供開始、ファーストサーバ

≪前の記事
パスワードに依存しない認証「WebAuthn」をChrome/Firefox/Edgeが実装開始、W3Cが標準化。Webはパスワードに依存しないより安全で便利なものへ


カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig