ECMAScript 6.0が完成、ECMAが仕様書公開。「ECMAScript 2015 Language Specification」として

2015年6月23日

標準化団体のECMA Internationalは、いわゆるJavaScriptの最新仕様でECMAScript 6.0として策定中だったECMAScriptの仕様を「ECMA-262 6th Edition, The ECMAScript 2015 Language Specification」として承認したことを明らかにしました。

ECMAScript 2015 Language Specification – ECMA-262 6th Edition

完成したECMAScript 6の仕様書は、PDFとHTMLで公開されています。

ECMAScript 6では、これまでプロトタイプベースのオブジェクト指向言語とされてきたECMAScriptにクラス機能が導入され、クラスを簡単に扱えるようになりました。また、引数の数が可変になるRest Parameters、関数の中身が式ひとつの場合に省略して欠けるアロー関数など、多くの機能が追加されています。

ECMAScriptにとって、これまでで最大のバージョンアップと言ってよいでしょう。ECMScript 6はISO/IEC 16262:2016としても承認される予定。

ECMAScriptの解説本が無料で公開

ECMAScript 6の登場に合わせて、ECMAScript 6の機能を詳しく紹介した書籍「Exploring ES6」が無料で公開されています

Exploring ES6: Upgrade to the next version of JavaScript

Exploring ES6は、すでにJavaScriptの知識があるプログラマー向けの英語の書籍。PDF版、EPUB版、mobi版は有償で27ドル(あるいはそれ以上の額)ですが、Web版を無料で読むことができます。

この書籍は現在執筆中で、6月22日時点で90%まで執筆が終わっており、読者には完成まで無料でアップデートが提供されるとのことです。

Tags: JavaScript Web技術

このエントリーをはてなブックマークに追加
ツイート
follow us in feedly





タグクラウド

クラウド / AWS / Azure / Google Cloud
コンテナ / Docker / Kubernetes
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウド障害 / 運用・監視

プログラミング言語 / 開発ツール
JavaScript / Java / .NET / WebAssembly
HTML/CSS / Web標準

アジャイル開発 / スクラム / DevOps / CI/CD
ソフトウェアテスト・品質
ローコード/ノーコード開発

データベース / RDB / NoSQL / 機械学習・AI
Oracle Database / MySQL / PostgreSQL
Office / 業務アプリケーション

ネットワーク / HTTP / QUIC / セキュリティ
OS / Windows / Linux / VMware
ハードウェア / サーバ / ストレージ

業界動向 / 働き方 / 給与・年収
編集後記 / 殿堂入り / おもしろ

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本