Amazonクラウド、データセンターの運用に50万メガワットアワーの風力発電を利用すると発表
米Amazon Web Servicesはデータセンターをすべて再生可能エネルギーで運用するという長期的な目標を掲げており、同社は現在、オレゴン州にある米国西リージョン、ドイツにある欧州リージョン、そして政府向けのAWS GovCloudの3つのリージョンを再生可能エネルギーで運用しているとしています。
その同社が今日、Pattern Energy Group LPと電力購入契約を結び、「Amazon Web Services Wind Farm」と呼ばれる風力発電所の構築と運用を支援すると発表しました。
Just announced: 500,000 MWh of renewable wind energy to power AWS datacenters. http://t.co/GeNHVnZiOv pic.twitter.com/1oUZfEj55D
— Amazon Web Services (@awscloud) 2015, 1月 20
「Amazon Web Services Wind Farm」は2016年1月までに50万メガワットアワーの発電力量を備える見通しで、この電力は現在および将来のデータセンター運用のために利用するとのことです。
Googleも社内の電力をすべて再生可能エネルギーへ
データセンターはクラウド需要の高まりなどで大規模化が進み、それに伴って消費電力量の大きさにも注目が集まるようになってきています。同じく大規模なデータセンターをグローバルに運用しているGoogleも、社内の電力供給を100%再生可能エネルギーでまかなえるように積極的に取り組んでいることを明らかにしています。利用する電力そのものを再生可能エネルギーから作り出すという取り組みは、クラウド業界で今後さらに増えていきそうです。
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