Google、ChromeアプリをiOS/Androidアプリに変換するツールと方法を公開。Apache Cordova、Node.jsなどを連係

2014年1月29日

WebブラウザであるGoogleのChromeに対応したアプリケーション「Chrome Apps」を、iOSやAndroidに対応し、単独でオフラインでも動作するモバイルアプリケーションへ変換する方法が、The Chromium Blogにポストされたエントリ「Run Chrome Apps on mobile using Apache Cordova」で公開されています。

fig 左のChrome Appsが、右のようなモバイルアプリケーションとして利用可能になる。

Chrome AppsはHTML/CSS/JavaScriptで開発するアプリケーションであり、ChromeのAPIを用いてオフライン動作や認証など、Webアプリケーションよりも高度な動作が可能になっています。

このChrome Appsをモバイルアプリケーションへ変換できるようにすることで、GoogleのChromeがモバイルのアプリケーションプラットフォームとしてより活用しやすくなるとみられます。

Apache CordovaとNode.jsをインストール

Chrome Appsをモバイルアプリケーションへ変換する方法は、Github上の「Run Chrome Apps on mobile using Apache Cordova」に詳しく書いてありますが、おおよそ次のような手順になっています。

  • Windows、OS X、LinuxなどにNode.jsをインストールする。
  • ターゲットがAndroidであればJDK 7とAndroid SDK、Apache Antをインストール
  • ターゲットがiOSであれば、Xcode 5、デプロイツールのios-deploy、シミュレータのios-simをインストールし、iOSデベロッパー登録を行う
  • ツールチェーンを実行するccaコマンドををインストール

ここまでが関連ツールのインストールです。続いて開発からビルドまで

  • ccaコマンドでプロジェクト作成
  • ccaコマンド経由でAndroidやiOSの開発ツールを利用して開発、デバッグ
  • ccaコマンド経由でビルド

当然ながら、開発されたモバイルアプリケーションはApp Storeなどで公開可能になっています。

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