2日間Software-Defined Network漬けになるイベント「SDN Japan」開催、参加登録開始

2012年11月7日

新しいネットワーキング技術であるOpenFlowの盛り上がりを背景に、ソフトウェアによってネットワークの構成や機能を動的に制御できる「Software-Defined Netowrk」(SDN)への関心が急速に高まっています。国内でOpenFlow関連の勉強会やイベントはつねに多くの参加者であふれている状態です。

SDN Japan 2012

そうした中で、ミドクラ、ストラトスフィアといったSDN技術を開発している国内のベンチャーや、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズ、日商エレクトロニクス、日立、日本電気といったSDNに積極的な国内企業、ジュニパーネットワークス、ブロケードコミュニケーションズシステムズ、A10ネットワークスなどの外資系企業が参加するSDNにフォーカスしたイベント「SDN Japan 2012」の開催が発表されました。

おそらく国内で最大規模の本格的なSDN関連イベントになるでしょう。主催は参加企業の社員などから構成されたSDN Japan実行委員。総務省が後援に予定されています。

開催日は12月6日と7日の2日間で、会場はベルサール九段。参加費は無料です。すでに参加登録は昨日から開始されています。

2日間の主なセッション

主なプログラムは、初日にはOpen Networking Foundationのディレクター、ダン・ピット氏による「SDN, OpenFlow, & ONF: Looking Forward to 2013」や、NTTコミュニケーションズ 取締役 伊藤幸夫氏による「OpenFlow/SDNに対する通信事業者としての期待」をはじめ、SDNに対する経営者、利用者からの期待に関するパネルディスカッション、データセンター事業者など利用者からの要求に関するパネルディスカッションや、SDNの応用例の技術紹介や取り組みに関するセッションなど。

SDN Japanのトップページには、以下のような開催主旨が記されています。

SDN Japanは,SDNの理解を深める機会を作り、ビジネス面・技術面での利点 や課題について組織の壁を越え、議論する場を提供します。また、SDNが普及 することで、ネットワークの在り方、ひいてはICT基盤の設計・運用方法が変化 することも予想され、求められるネットワーク技術者や運用管理者も変化が必 要になってきます。SDN Japanがこの変化への対応や、それに伴う各関係者の 方針・方策を検討する際の助けになれればと考えております。

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