マイクロソフト、Slack対抗の「Microsoft Teams」発表。Slackは「コミュニケーションは難しいですよ」と余裕の歓迎コメントを発表

2016年11月4日

マイクロソフトはチャットを中心としたコミュニケーションツール「Microsoft Teams」を発表しました

fig

Microsoft Teamsは、Office 365のサービスの1つとして提供されます。Slackと同様にチャンネルの設定によるグループでの会話や1対1の会話が可能。Office製品やSkypeとも統合されています。

fig

チャンネルごとにワークスペースのカスタマイズも容易。絵文字なども使え、APIによる拡張やBot FrameworkによるBotの連係も可能です。

fig

多要素認証など企業向けのセキュリティも万全。

fig

Microsoft TeamsはOffice 365の一部としてプレビューが開始され(Office 365のプランによる)、2017年第1四半期に正式公開予定。

Slackは「コミュニケーションは難しいですよ」と余裕の歓迎コメント

マイクロソフトから戦いを挑まれたSlackは、「Dear Microsoft,」と題したブログ記事を公開しました

fig

冒頭で、「Wow. Big news! Congratulations on today’s announcements. We’re genuinely excited to have some competition.」(おお、これは大ニュースだ、発表おめでとう。競合が現れたことで心からワクワクしている)と歓迎の言葉をかけたうえで、「However, all this is harder than it looks. So, as you set out to build “something just like it,” we want to give you some friendly advice.」(けれど、これは見かけよりずっと難しいのさ。どうやら“なんだか似たようなもの”を作ったみたいだけど、ここは親身なアドバイスをさせていただこう)と、余裕のコメント。

アドバイスの1つは、機能ではなくクラフトマンシップのような丁寧なものづくりが求められるとしています。

Communication is hard, yet it is the most fundamental thing we do as human beings.

コミュニケーションというのは難しいものだ。それは人間としてもっとも基本的なものごとなのだから

そしてオープンプラットフォームが重要であること、顧客への愛情などを挙げています。

マイクロソフトはかつて、2011年にSkypeを買収し、2012年にはYammerを買収するなど、リアルタイムなコミュニケーションツールの充実をはかってきましたが、結局のところSlackの独走を許す形となりました(ちなみにサティア・ナデラCEOは、Microsoft Teams発表時に「Yammerは、企業全体のブレティンボード(掲示板)だ」との位置づけを明らかにしました)。

企業向けのチャットツールには、SlackだけではなくHipChatやChatWorksなど多くの競合ツールがひしめくレッドオーシャンとなっています。マイクロソフトにとって何度目かの挑戦となるMicrosoft Teamsは果たして、このレッドオーシャンを泳ぎ切れるでしょうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

タグ : Microsoft , Slack



≫次の記事
W3Cが「HTML 5.1」を勧告、レスポンシブイメージへの対応など。次のHTML 5.2は2017年末頃を目指す
≪前の記事
半導体ベンダーのブロードコムがブロケードの買収を発表。ただし欲しいのはFC SAN事業だけ、イーサネット事業は買収後すぐに手放すと

カテゴリ



Blogger in Chief

photo of jniino Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed



新着記事 10本


PR - Books


fig

fig

fig