タネンバウム教授「認めよう、私が間違っていた」

2014年9月30日

アンドリュー・タネンバウム教授はマイクロカーネルの支持者であり、モノリシックな構造を採用したLinuxのアーキテクチャについては以前から批判的でした。

FreeBSDコミッタのGavin Atkinson氏のツイートによると、そのタネンバウム教授が9月28日からブルガリアで開催されたEuroBSDconに登壇し、自分が間違っていたことを認める発言をしたらしいのです(記事末の追記参照。MINIXとBSDについての発言のようです)。

画像が一部不鮮明なところがあって全部を読み取れないのですが、スクリーンに映った文字は次のように見えます(コメントで補足をいただき反映しました。ありがとうございます!)。

I ADMIT I WAS WRONG

On 29 Jan 1992 I posted to comp.os.minix.

Don't get me wrong. I am not unhappy with Linux. It will get all the people who want to turn MINIX in BSD UNIX off my back.

I apologize Now I do want to turn MINIX into BSD. It just took me 20 years to realize this.

これだけだと、誤りを認めたのがマイクロカーネルについてなのか、ほかのこと、例えばBSDが普及しなかったのはAT&Tとの訴訟が理由であるとの主張なのか、あるいはMINIXが普及しなかったことについてなのか、判然としないところもありますが、2行目に1992年にcomp.os.minixへの投稿についてとあるので、やはりおそらくマイクロカーネルのことについてなのではないかと思われます。

追記:コメントでいただいた補足に基づいて上記の4パラグラフ目を読むと、「謝ろう、いま私はMINIXがBSDになることを求めている」ということになるので、Linuxやマイクロカーネルのことではなく、MINIXのあり方についてのことのようです。この発言がBSDのイベントで行われたこととも整合します。

ツイートを追っていくと、動画が数週間後には公開されるとの情報もありますので、続報などが分かったらまた紹介することにしましょう。

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タグ : Linux



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